職業体験が「進路や就職への考えに影響」経験者54%

 職業体験プログラム経験者の54.4%が、その後の進路や就職に対する考え方に「変化があった」と回答していることが、フューチャーが2020年6月26日に発表した調査結果より明らかになった。

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「Kids Innovation Lab」には、これまで延べ約2,650人の子どもたちが参加している
「Kids Innovation Lab」には、これまで延べ約2,650人の子どもたちが参加している 全 3 枚 拡大写真
 職業体験プログラム経験者の54.4%が、その後の進路や就職に対する考え方に「変化があった」と回答していることが、フューチャーが2020年6月26日に発表した調査結果より明らかになった。

 フューチャーは、社会貢献団体「フューチャー イノベーション フォーラム(FIF)」を運営している。子どもたちを対象とした「Kids Innovation Lab」では、職業体験やアイデアソンなど協業しながら社会課題を解決する「ソーシャル」プログラムと、AIやVRなど最新テクノロジーに触れ、その原理を理解しながらITの社会活用を考える「コンピューティング」プログラムを提供している。これまでに延べ約2,650人の子どもたちが参加しているという。

 調査は、社会貢献団体「フューチャー イノベーション フォーラム(FIF)」の職業体験プログラムに2010年度~2015年度に参加した子どもたちが対象。職業体験プログラム参加当時は小学4年生~中学3年生、調査時は高校1年生~社会人になっている。回答者は57人。調査実施期間は2020年4月15日~5月12日。

 当時参加した職業体験プログラムについて、86.0%が「今でも心に残っていることがある」と回答。プログラム参加後に、進路や就職に対する考え方に「変化があった」という回答は54.4%にのぼる。

 回答者からは、「FIFに参加したことで中学から情報の授業やITを学べる学校へ進学した」「このプログラムで社会インフラの重要性を感じ、土木系の学科を選択する一因になった」などのコメントが寄せられている。

《外岡紘代》

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