国立天文台「美ら星研究体験隊」9月オンライン開催、高校生募集

 国立天文台は2020年9月19日・20日の2日間、「美ら星(ちゅらぼし)研究体験隊」をオンラインで開催する。対象は全国の高校生で、募集定員は15名。国立天文台石垣島天文台などと中継をつなぎ、オンライン講義やバーチャルツアー、観測体験などを行う。応募締切は8月21日。

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美ら星研究体験隊の参加者募集
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 国立天文台は2020年9月19日・20日の2日間、「美ら星(ちゅらぼし)研究体験隊」をオンラインで開催する。対象は全国の高校生で、募集定員は15名。国立天文台石垣島天文台などと中継をつなぎ、オンライン講義やバーチャルツアー、観測体験などを行う。応募締切は8月21日。

 「美ら星研究体験隊」は、日本学術振興会の委託事業「ひらめき・ときめきサイエンス」の一環として開催する高校生向けイベント。2020年は新型コロナウイルス感染防止の観点から初めてオンラインで開催する。

 プログラムは2日間を通して実施。1日目は、国立天文台の天文学者によるオンライン講義や、VERA石垣島観測局、石垣島天文台のバーチャルツアーを行い、天文学やそこで用いられている大型望遠鏡の基礎を学ぶ。その後、石垣島天文台が持つ九州・沖縄最大の望遠鏡「むりかぶし望遠鏡」の観測計画立案のための議論を行い、その結果に基づいて観測を実施。2日目には観測結果を踏まえた議論をし、天文学者が日々行っている研究の擬似体験をする。

 今回はリモートでの擬似的な観測体験となるが、うまくいけば例年のように新天体を発見することができるかもしれないという。国立天文台VERA石垣島観測局と石垣島天文台が取材協力し、石垣島での小惑星探しの場面が本編に登場したアニメ「恋する小惑星(アステロイド)」のように、自ら計画した天文観測に参加して新天体を発見する体験を実際に味わってほしいとしている。

 応募はテーマに沿った作文や必要事項を記載しメールで申し込む。締切りは8月21日必着。応募多数の場合は、書類審査のうえ参加者を決定する。選考結果は8月31日までにメールで応募者全員に通知する。参加費は無料だが、Zoomを使用して行うため、Zoomを使用できるデバイスやインターネット環境などは参加者自身で準備が必要。

◆美ら星研究体験隊~新しい星を発見しよう!~
日時:2020年9月19日(土)13:00~21:00以降まで、9月20日(日)13:00~15:30
会場:国立天文台VERA石垣島観測局、国立天文台石垣島天文台(参加はZoomで実施)
対象:全国の高校生
定員:15名
※応募多数の場合は書類審査のうえ参加者を決定
参加費:無料(参加に必要なデバイスやインターネット環境は各自準備)
応募方法:必要事項を記載し、メールで申し込む
応募締切:2020年8月21日(金)必着

《畑山望》

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