高校受験、子のやる気を引き出す効果的な方法は?

 ゴーゴーゴーは「高校受験期の“子どものやる気”に対する親の悩み」について意識調査を行い、1週間の子どもとの会話は「5時間未満」という人が約8割いることが明らかになった。子どものやる気を引き出すうえで、もっとも効果があったのは「見守ること」だった。

教育・受験 保護者
親として子どものやる気を引き出せなくて困ったことはあるか
親として子どものやる気を引き出せなくて困ったことはあるか 全 8 枚 拡大写真
 ゴーゴーゴーは「高校受験期の“子どものやる気”に対する親の悩み」について意識調査を行い、1週間の子どもとの会話は「5時間未満」という人が約8割いることが明らかになった。子どものやる気を引き出すうえで、もっとも効果があったのは「見守ること」だった。

 集中を栄養からサポートすることを目的としたサプリメントを提供するゴーゴーゴーは、高校受験を経験した子どもを持つ親125名を対象に、「高校受験期の“子どものやる気”に対する親の悩み」について意識調査を行った。調査期間は2020年8月19日~23日と9月2日~9日。

 「親として子どものやる気を引き出せなくて困ったことはあるか?」という問いに対し、82.4%が「ある」と回答した。また、子どもが高校受験のときに困ったことの第1位は「子どもがやる気を出してくれない」19.1%という結果となり、多くの親は「受験期の子どものやる気を出すこと」に苦戦していることがわかった。親が困ったことの第2位は「子ども自身のストレス」18.5%、第3位は「子どもの成績があがらないこと」17.3%で、第4位は「集中力が続かない」13.8%だった。

 高校受験期の子どもと親との1週間のコミュニケーション時間の調査では、「週1から3時間」と回答した人が40.0%でもっとも多く、ついで「週3から5時間」が20.0%、「週1時間以下」が18.4%だった。「5時間未満」と回答した人が約8割いたことがわかった。

 また、コミュニケーションをとるタイミングは、「夕食のとき」が3割を超える一方、「夕食のとき」しかコミュニケーションが取れないことが見受けられ、子どもと親の間でのコミュニケーション不足が顕著に表れていた。

 コミュニケーションが重視される一方、親が子どものやる気を引き出すうえで、もっとも効果があったと実感したのが「子どもが自発的に勉強するまで見守る」23.5%だった。第2位が「ゆっくり話す時間をとる」21.7%、第3位が「勉強以外の気分転換になりそうなアプローチをする」20.0%だった。

 また、「受験期間中にどんな話題で子どもともめたか」については、「テストの点数や成績」と「進路の話」が20.5%で同率1位だった。

 このことから、受験成功の秘訣として、子どもとコミュニケーションをとる時間を意識的にとりながらも、勉強や受験の話ばかりするのではなく「見守る」「気分転換を進める」などの取組みが重要だということがわかった。

 ゴーゴーゴー代表取締役の齋藤優太氏は「子どもの気持ちを汲んで、何も言わず見守ることや、勉強以外の話をすることが、結果として子どものやる気を促すことにつながることを、理解する必要がある」とコメントしている。

《鈴木あさり》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集