コロナ感染対策に「自主休校」64%が賛同できる

 小中学生の登校についての調査で、保護者の64.0%が、新型コロナウイルス感染の不安を持ちつつも「抵抗はあるが登校させている」と回答した。「子どもを自主休校させること」については、64.0%が理解を示した。

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 小中学生の登校についての調査で、保護者の64.0%が、新型コロナウイルス感染の不安を持ちつつも「抵抗はあるが登校させている」と回答した。「子どもを自主休校させること」については、64.0%が理解を示した。

 「子どもの登校に関するアンケート」調査は2020年8月21日~8月25日、日本トレンドリサーチがアンケートサイト「ボイスノート」を始めとする複数の調査サービスを利用してインターネットで実施し、1,100人(男女各550人ずつ)から回答を得た。

 夏休み明けから小中学校への登校が始まることについて、小中学生の子どもがいる人の67.3%が不安を「感じる」と回答した。小中学生の子どもがいない人も、51.9%が不安を感じると回答した。

 小中学生の子どもを持つ人に「自分の子どもを登校させることに抵抗があるか」聞いたところ、「抵抗はあるが登校させている」の回答がもっとも多く64.0%だった。「抵抗はない」は33.2%、「抵抗があるので子どもを登校させていない」は2.8%だった。

 小中学生の子どもがいない人や、子どもを登校させている人を対象に、「子どもを自主休校させること」についてどう思うかと聞いたところ、64.0%が「賛同できる」と回答した。

 「賛同できる」理由については、「コロナから子どもを守ろうとする人がいても仕方がないことだと思う」「命よりも大事なものはないし、勉強なら自宅でも出来るから」などの回答があった。

 一方、「賛同できない」は36.0%となり、その理由については「学力の差がついてしまうから」「学校では勉強以外も学んでほしい」「気持ちはわかるが、学校あるいは自治体もそれなりの対策をしてるので、ほかの子ども同様に通学させるべき」という回答が寄せられた。

《勝田綾》

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