渋谷区観光協会ら、小学生の地域観光学習を支援

 渋谷区観光協会・表参道ヒルズ・ナビタイムジャパンは2020年10月14日、渋谷区における、地域交流や地域の魅力発信を目的とした共同プロジェクトの第2弾として、渋谷区立神宮前小学校5年生の「総合」授業で、地域観光学習への支援を行ったことを発表した。

教育・受験 小学生
HARAJUKU MAP
HARAJUKU MAP 全 7 枚 拡大写真
 渋谷区観光協会・表参道ヒルズ・ナビタイムジャパンは2020年10月14日、渋谷区における、地域交流や地域の魅力発信を目的とした共同プロジェクトの第2弾として、渋谷区立神宮前小学校5年生の「総合」授業で、地域観光学習への支援を行ったことを発表した。

 共同プロジェクトでは、2019年3月にプロジェクトの第1弾として、渋谷区立千駄谷小学校の生徒を中心に地域の人と協働で、訪日客向けの英語による観光ガイドマップを制作した。

 この取り組みの第2弾として、渋谷区立神宮前小学校5年生の「総合」授業における地域観光学習を支援し、原宿の観光ガイド「HARAJUKU MAP」を制作した。

 第2弾では、「HARAJUKU MAP」の紙面に日本語も併記するなど、将来的な訪日客向け観光ガイドとしてだけでなく「地域の情報誌」としての役割も意識したという。完成した観光ガイド「HARAJUKU MAP」は、スイーツ、おみやげ、隠れスポット、インスタ映えスポット、和を感じられるスポット、旅行の最終日に行きたいスポットなどをジャンル別に掲載し、小学生ならではの視点で編集されている。

 表参道ヒルズをはじめ、観光案内所や駅など地域の協力を得て、渋谷区内で配布される。

 授業では、渋谷区観光協会や表参道ヒルズ、ナビタイムジャパン、クリエイターによる講義やワークショップ、フィールドワークが行われ、子どもは店舗へのヒアリングや移動のビッグデータを活用した地域の課題抽出を行った。そのうえで、編集テーマを決定し、店舗への取材、写真撮影、編集、イラスト制作までを3か月間・合計20コマ(1コマ45分)の授業時間の中で行ったという。

 共同プロジェクトは地域の将来を担う子どもと共に、地域側の受入れ態勢や未来の地域活動のありかたについて、活動を通じて検討していくとしている。

《鈴木あさり》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集