不安定な環境下で消費行動が迷走…日本のママ白書
消費トレンドを研究するマインドシェアは2020年12月4日、「日本のママ白書2020年度緊急版」(新型コロナウイルス状況把握版)を公開した。中長期的な不安ランキングでは、「自身や家族が勤めている会社の経営状況が悪化するのではないか」が1位となった。
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調査は、全国の9か月~9歳の長子がいる女性(ママ)1,002人を対象に実施し、家計のお財布を握る「ママ」の今を知る最新動向をまとめた。調査では、ワクチンの研究・開発が進む一方で、自身や家族が接種するまでの現実味がない中、ママたちの中長期的な不安については、「自身や家族が勤めている会社の経営状況が悪化するのではないか」23.2%が1位となった。2位は「生活水準を維持するのが難しくなるのではないか」21.1%、3位「子どもとの思い出が少なくなるのではないか」19.8%。経済的な影響が出ている家庭も多く、経営破綻のニュースが飛び交っている状況から当然の結果となったようだ。
お金をかけたい物やサービスランキングでは、1位「貯金」38.8%、2位「子どもの食事」30.9%、3位「子どものための習いごと」29.9%となった。1位の「貯金」は2019年と同様の結果だが、2019年の55.6%から今回は38.8%へとスコアはダウン。経済環境の悪化に伴い、「お金をかけたい」ランキングが低下することは違和感のない結果となった。
節約したいものやサービスランキングでは、1位が「ふだんの食事(外食以外)」51.9%。2位「通信代」49.2%、3位「外食」47.6%と続いた。1位の「ふだんの食事(外食以外)」は、2019年の節約したいランキングの63.3%から今回は51.9%へとダウン。また、2位の通信代・3位の外食についても同様の傾向で、2019年より10ポイント以上ダウンしている。
調査データから、2020年度コロナ禍におけるママたちの意識として、お金を使う意欲が低下している一方で、節約する意識も同時に低下。経済環境の悪化に伴い、節約する隙間すらない可能性も考えられるが、「日本のママ白書2020年度緊急版」で取得しているほかのデータと合わせて分析してみても、直近で家計がひっ迫している訳ではない家庭においても、明確なお金の使い道を決め切れていない。不安定な環境下で、どのような基準で物事を判断していくべきか、正しさの指針がコロナ禍によって不透明になったことにより、消費行動が迷走している「家計方針“不在”」のようすが浮き彫りになった。
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