【大学入学共通テスト2021】英語リスニング、234人が再開テスト対象…アラーム音や停電など

 2021年度(令和3年度)大学入学共通テスト(以下、共通テスト)第1日程の1日目が2021年1月16日、悪天候で中止した1校を除く680か所の本試験場で行われた。大学入試センターによると、72試験会場で英語リスニングテストの再開テストを実施した。

教育・受験 高校生
大学入学共通テストの北海道大学試験場のようす
大学入学共通テストの北海道大学試験場のようす 全 2 枚 拡大写真
 2021年度(令和3年度)大学入学共通テスト(以下、共通テスト)第1日程の1日目が2021年1月16日、悪天候で中止した1校を除く680か所の本試験場で行われた。大学入試センターによると、72試験会場で英語リスニングテストの再開テストを実施した。

 共通テスト第1日程1日目の1月16日は、午後5時10分から6時10分まで英語リスニングテストが行われた。大学入試センターによると、英語リスニングテスト受験者数47万4,454人のうち、1月16日午後9時48分時点で、機器の不具合などによる再開テスト対象者は234人(昨年度127人)にのぼる。このうち、再開テスト受験者は72試験場で163人、辞退者は71人。

 英語リスニング再開テストは、東京経済大学試験場で92人、島根大学県立隠岐高等学校試験場で42人、目白大学試験場で16人など、計234人が対象者となった。

 東京経済大学試験場では、受験生の時計のアラーム音が鳴り、92人が影響を受け、このうち29人が再開テストを受験した。島根大学県立隠岐高等学校試験場では、隠岐の島町の停電により試験場の照明が消え、42人が影響を受け、全員が再開テストを受験。また、目白大学試験場では、試験監督者の足の動きが気になった受験生が「やめて」と言ったことで16人が影響を受け、このうち15人が再開テストを受験した。

 1月17日午前8時現在、交通機関の遅延などによる2日目の試験時間繰下げについて、大学からの報告はないという。

 2021年度共通テストには大学706大学、専門職大学5大学、短期大学155大学の計866大学が参加し、前年(大学入試センター試験)より2万2,454人減の53万5,245人が志願した。2021年3月高等学校等卒業見込者(現役生)の志願者は全体の84.0%の44万9,795人。1月16日・17日(第1日程)の志願者数は53万4,527人、1月30日・31日(第2日程)の志願者数は718人。

《工藤めぐみ》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集