コロナでさらに話題に…保護者がさせたい習い事トップ2

 2020年に保護者間で話題になった子どもの習い事は、「英語・英会話スクール」と「プログラミング教室」だったことがイー・ラーニング研究所の調査で明らかになった。2020年度から学校で英会話やプログラミング学習が実施されたことで注目が集まったとみられる。

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2020年、保護者間で話題になった子どもの習い事は何か
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 2020年に保護者間で話題になった子どもの習い事は、「英語・英会話スクール」と「プログラミング教室」だったことがイー・ラーニング研究所の調査で明らかになった。2020年度から学校で英会話やプログラミング学習が実施されたことで注目が集まったとみられる。

 調査は2020年12月2日~12月24日、小中学生向け動画教育配信サービス「スクールTV」などを手掛けるイー・ラーニング研究所が、子どもの年末年始に対する意識を調査するため、全国の20代~50代の子どものいる男女254人を対象に行った。

 「2020年、保護者間で話題になった子どもの習い事は何か」との質問では、もっとも多い回答は「英語・英会話スクール」、次点が「プログラミング教室」だった。新型コロナウイルスによる生活習慣の変化があっても2019年と同様の結果となったのは、2020年度から公教育で英会話やプログラミング学習が実施されたことで注目が集まったとみられる。「2021年、子どもに何の習い事をさせたいか(させる予定か)」という質問でも、「英語・英会話スクール」と「プログラミング教室」が群を抜いて多い結果となった。

 習い事をさせたい理由は「将来のためになると思ったから」がもっとも多く、コロナ禍で先行きの見えにくい現状を受けて、将来を見据えたスキルを育む習い事を視野に入れていると推測される。「新型コロナウイルス流行から約1年経ち、子どもの学習に対する意識は変わったか」との問いでは、4人中3人が「変化した」と回答した。

 「新型コロナウイルス流行後に開始した子どもの学習対策は何か」では、「オンライン学習」がもっとも多かった。「子どもはいつからオンライン学習を始めているか」では、「2020年」や「今後始める予定」との回答が多く、緊急事態宣言で休校対策やオンライン授業への移行を経験したことが、オンライン学習を始めるきっかけになったことがうかがえる。

 また、「2021年に強化したい子どもの学習対策は何か」では、9割近くが「オンライン学習」と回答。第2位は「通信教育」で、オンラインだけではなく、非接触での学習形式を実際に取り入れようと考えている保護者の割合が多いことがわかった。

《勝田綾》

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