【高校受験2021】千葉県公立高校入試<理科>講評…取り組みやすい問題が増え、難易度低下

 令和3年度(2021年度)千葉県公立高等学校入学者選抜は、2月24日(水)と25日(木)に全日制課程126校203学科、定時制課程17校17学科で実施。リセマムでは、京葉学院の協力を得て、学力検査の「理科」の講評を速報する。

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【高校受験2021】千葉県公立高校入試<理科>講評
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 令和3年度(2021年度)千葉県公立高等学校入学者選抜は、2月24日(水)と25日(木)に全日制課程126校203学科、定時制課程17校17学科で実施。2021年2月19日に発表された志願者数(確定)は、全日制は募集人員3万920人に対し3万3,517人が志願し、平均倍率は1.08倍。定時制は募集人員1,232人に対し706人が志願し、平均倍率は0.57倍だった。

 リセマムでは、京葉学院の協力を得て、学力検査の「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

<理科>講評
(京葉学院 提供)



 昨年度の前期選抜と同様、大問で9題出題されました。大問1が小問集合で、大問2~大問9は、物理・化学・生物・地学の各分野からそれぞれ2題ずつの出題でした。履修学年もバランスよく出題されています。多くの情報を正確に整理しなければならない難度の高い問題や思考力を問われる問題も出題されていますが、昨年度と比べ、取り組みやすい問題が増えたため、全体的な難易度は下がるものと思われます。

1.小問集合


 物理、化学、生物、地学の各分野から1問ずつ出題されました。いずれも基本的な内容の問題で、全問正解が望まれます。

2.岩石と地層(地学)


 「火成岩」と「地層」に関する問題でした。火成岩に関しては、基本的なものだけでなく、鉱物の結晶ができる場所など、細かい知識も問われました。また、(4)の柱状図の読みとりでは、情報や条件を正確に読みとって整理する力が必要な問題でした。

3.電流と磁界(物理)


 「電流が磁界から受ける力」に関する問題でした。教科書の基本的な内容をしっかり学習していれば対応できます。(3)の磁界の向きが逆になる位置を問う問題は、電流が磁界から力を受ける原理を問うものでしたが、難度の高い問題ではありませんでした。

4.蒸散(生物)


 「蒸散」に関する問題でした。ていねいな数値処理が必要ですが、教科書の内容を学習していれば解答できる問題で、全問正解したい問題です。

5.水溶液(化学)


 「溶解度と再結晶」に関する問題でした。基本的な内容ではありますが、会話文に書かれている情報を正確に読みとったうえで、思考力、計算力、記述力も問われる問題で、ていねいに解答したい問題でした。

6.低気圧と前線(地学)


 「前線の通過と天気の変化」に関する問題でした。教科書の基本的な内容で対応できる問題でした。(3)の複数の地点での風向を問う問題や、(4)の数日間の気象のようすを全般的に問う問題は、前線の通過にともなう天気の変化について、空間的、時間的に理解し、適切なものを選ばなければならない問題でした。

7.化学変化(化学)


 「酸化」に関する問題でした。基本的な知識や計算で解答できる問題で、難度の高い問題ではありませんでした。(3)の誤差をふくむグラフ作成の問題では、実験データをまとめる実践的な技術が問われました。

8.生物どうしのつながり(生物)


 「分解者のはたらき」に関する問題でした。基本的な知識を広く問われましたが、教科書の学習で対応できる問題でした。

9.力のはたらき、仕事、浮力(物理)


 「力の合成・分解」「仕事」「浮力」に関する問題でした。(2)は、物体にはたらく浮力の大きさを求める問題で、動滑車を用いて水中にある物体を引き上げる実験結果から物体にはたらく力のつり合いを考えなければならない、やや難度の高い問題でした。また、(4)は、(3)とは異なる作図をして力の大きさを求める問題で、正解できなかった受検生も多いのではないかと思われます。

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 このレポートは2021年2月25日(木)に速報として京葉学院により作成されたもの。

協力:京葉学院

《編集部》

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