iPadを万能の文房具にするロジクールのキーボードケースRUGGED FOLIOとCrayon

 GIGAスクール構想で、いよいよ子どもたちがコンピューターを道具のように使いこなす時代がやってきた。今回は、iPadをより便利に活用できるロジクールのキーボードカバーとデジタルペンシルを紹介する。

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ロジクールのiPad用キーボードカバー「RUGGED FOLIO」と、デジタルペンシル「Crayon」
ロジクールのiPad用キーボードカバー「RUGGED FOLIO」と、デジタルペンシル「Crayon」 全 8 枚 拡大写真
 GIGAスクール構想で、1人1台の学習用コンピューターが全国の小中学校に導入されることになり、いよいよ子どもたちがコンピューターを道具のように使いこなす時代がやってきた。学習などに役立てる目的で、タブレットやパソコンを購入する家庭が増えている。今回は、iPadをより便利に活用できるロジクールのキーボードカバー「RUGGED FOLIO(ラグド フォリオ)」と、デジタルペンシル「Crayon(クレヨン)」を紹介する。

打ちやすくさまざまなシーンで使える
キーボードケース「RUGGED FOLIO」



 iPadはそれ一台でも十分にすばらしい端末だが、ノートPCとの大きな違いが「キーボードがない」ことにある。すべて画面タップで完結するため、便利な点も多いのだが、長文を打つ際にはやはりキーボードがほしくなる。

 そこで今回ご紹介するのが、ロジクールのキーボードケース「RUGGED FOLIO」だ。

 「RUGGED FOLIO」は保護性の高いキーボードケースで、キーボードがそのままiPadの画面を保護するカバーになっており、落下からも守ることができる。背面にはiPadを立てて使える「キックスタンド」を備え、ロジクールの「Crayon」やApple Pencilなどのデジタルペンシルを収納するフォルダーも用意されている。対応しているのは、2019年発売の第7世代と、2020年9月に発売された第8世代のiPadだ。

「RUGGED FOLIO」のキーボード。キー自体がつながっていて隙間がないため、内側にほこりや水分が入り込んでしまうことがなく、メンテナンスも簡単だ
「RUGGED FOLIO」のキーボード。
キー自体がつながっていて隙間がないため、内側にほこりや水分が入り込んでしまうことがなく、メンテナンスも簡単だ

デジタルペンシル用の収納フォルダー。しっかりと挟み込まれているため、カバンの中に入れても抜け落ちる心配がない
デジタルペンシル用の収納フォルダー。
しっかりと挟み込まれているため、カバンの中に入れても抜け落ちる心配がない

 カバーとキーボードが一体になっているので、この「RUGGED FOLIO」をiPadに装着すれば、別途キーボードを持つ必要がない。さらに、デジタルペンシルのフォルダーまで備えているので、家での利用はもちろん、外にも手軽に持っていくことが可能だ。

 ロジクールには、マウスやキーボードをはじめ、スピーカー、Webカメラなどの周辺機器を多数開発してきた実績がある。そうした知見から開発されているため、実際にタイプしてみると、見た目よりキーのストロークが深く、とても打ちやすく設計されている。小学生の子どもが使っても、違和感なく使うことができた。

 また、キーボードの一番上の列には、「ホーム」「明るさ」「検索」「サウンドのボリューム」「スクリーンショット」などのショートカットキーがあり、iPadを使ううえで重宝する。

 次にキックスタンドを試してみた。「RUGGED FOLIO」では使うシーンに合わせて4種類のモードに変えることができる。キーボードを使う「タイピングモード」のほか、キックスタンドの角度を変えてブラウザーやブックを楽しむ「リーディングモード」、映画鑑賞向きの「表示モード」、ペンでメモや絵を描くのに適した「スケッチモード」が用意されている。自分にとって、ベストの角度を選べる点も非常に使い勝手がよい。

キーボードモードと並んで使うことの多い表示モード。動画を見たり、オンライン会議をしたりするときにも使いやすい角度だ
キーボードモードと並んで使うことの多い表示モード。
動画を見たり、オンライン会議をしたりするときにも使いやすい角度だ

小学生が「RUGGED FOLIO」と
「Crayon」を使ってみた



 今回、普段からiPadを使っている小学生の子どもに、「RUGGED FOLIO」を装着したiPadと「Crayon」を渡してみた。使い方を説明しなくても、すぐにキックスタンドを引き出して、自分の使いやすい角度に調整して使い始めた。

 キーボードについては、息子はノートPCのキーボードで慣れているため、最初は打ち間違いが多くなるのでは…と思っていたが、もともと子どものタイピング速度が、キーボードに慣れた大人ほど早くないため、打ち間違いはほとんどなかった。キーの大きさも大きすぎず、「ちょうどいい感じ」とのことだ。

 特に便利に感じたのは「スクリーンショット」機能だという。「キーから手を放さなくても、連続でどんどん画面を撮影できるからすごく使いやすい! Zoomとかでオンラインで話しているときや、ちょっと画面を撮って残しておきたいときに便利だった」と話してくれた。

タイピングモードにしても、あまりスペースをとらないため、外出先でも小さなスペースで使える。キックスタンドがしっかりしているので、膝の上でも使用していた
タイピングモードにしても、あまりスペースをとらないため、外出先でも小さなスペースで使える。
キックスタンドがしっかりしているので、膝の上でも使用していた

 iPadでも簡易的なソフトウェアキーボードがあるが、長文を打つ際は物理的なキーボードのほうがスピードは速い。また、今後は学校でも授業でタブレットやノートPCが使われるようになり、文房具のように日常的に活用するようになるため、タイピングのスキルがあるに越したことはない。また、常にキーボードがセットになっていることで、これまでよりiPadでキーボードを使う機会も増えたように感じた。

 あわせて、デジタルペンシルの「Crayon」も使ってみた。「Crayon」はその名のとおり、クレヨンのような感覚で気軽に使うことができる。平たい形状が特徴で、実際に持ってみるととても軽く、長時間の作業でも使いやすい

デジタルペンシルの「Crayon」
デジタルペンシルの「Crayon」

 これまで学校現場などの取材でiPadを使っている子どもたちを多数見てきたが、普段、画用紙では絵を描かない子どもも、iPadでは意外と積極的にお絵描きを楽しむ傾向にある。息子も例外ではなく、iPadのアプリ「Tayasui Sketches Pro」を愛用しており、プログラミングで使う絵素材などを自分でつくったりしている。

 「Crayon」でお絵描きを楽しんでいた息子に感想を聞いてみたところ、「すごく描きやすい。形が平たいから、転がらなくていいかも。丸いとすぐ転がってどこかにいっちゃうから」と、気に入った点を話してくれた。

Crayonでお絵描きを楽しむ
Crayonでお絵描きを楽しむ

 もうひとつ、子どもがよい点としてあげていたのが、「充電用のカバーがペンについているから失くしにくい」という点だ。充電している間にカバーが消えてしまった…というトラブルもなく、細かい点に使う側を配慮した工夫を感じた。

学校現場でもメリットの多い
「RUGGED FOLIO」と「Crayon」



 今回ご紹介した「RUGGED FOLIO」と「Crayon」は、学校でも活用されている。教育現場では「RUGGED FOLIO」の文教モデルである「RUGGED COMBO 3」が採用されており、キーボードやキックスタンドなど、仕様はほぼ同じだ。子どもたちがうっかり落とすこともある教室では、保護性の高さも重要だ。「RUGGED FOLIO」も「RUGGED COMBO 3」も軍規格の落下試験をクリアしているということで、iPadをしっかり守ってくれている安心感がある。また、「Crayon」も机の上からコロコロと転がり落ちていく心配がない。

 家庭で使う場合、親としても、堅牢性の高いキーボードケースなので、子どもに自由に使わせても、「壊れる!」とハラハラすることなく使える点もありがたい。

 単体でも十分に優れた教材となりうるiPadだが、今回「RUGGED FOLIO」と「Crayon」を使ってみたことでさらに利便性が増し、子どもの活用する意欲が高まることを実感した。ぜひ、こうしたアクセサリーを上手に活用し、iPadを日々の学習から創作活動まで幅広く使ってほしい。


RUGGED FOLIO 製品ページ
Crayon 製品ページ
RUGGED COMBO 3 製品ページ

《相川いずみ》

教育ライター/編集者 相川いずみ

「週刊アスキー」編集部を経て、現在は教育ライターとして、ICT活用、プログラミング、中学受験、育児等をテーマに全国の教育現場で取材・執筆を行う。渋谷区で子ども向けプログラミング教室を主宰するほか、区立中学校でファシリテーターを務める。Google 認定教育者 レベル2(2021年~)。著書に『“toio”であそぶ!まなぶ!ロボットプログラミング』がある。

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