コロナ禍「学力低下が不安」7割、 学習系アプリを追加

 コロナ禍における子どもの学習環境について、69%の保護者が学力低下の不安を感じていることが、テラコヤプラス by Amebaの調べで明らかになった。対策として学習機会を増やした人の67%が、学習系アプリやYouTubeなどオンライン学習を追加していた。

教育・受験 高校生
テラコヤプラス by Ameba
テラコヤプラス by Ameba 全 7 枚 拡大写真
 コロナ禍における子どもの学習環境について、69%の保護者が学力低下の不安を感じていることが、テラコヤプラス by Amebaの調べで明らかになった。対策として学習機会を増やした人の67%が、学習系アプリやYouTubeなどオンライン学習を追加していた。

 子どもの学習環境についての調査は、習い事に関する総合情報サイト「テラコヤプラス by Ameba」が2021年1月27日~2月9日、全国の塾・学習塾、予備校、家庭教師に通う小学5年生~浪人生の子を持つ保護者300人を対象に、インターネットで行った。

 「感染拡大で学力低下の不安はあるか」との質問に、69%が「はい」と回答し、学習環境が大きく変化するなか、過半数の保護者が子どもの学力低下に不安を感じていた。

 「コロナ禍で子どもの学習機会を増やしたか」との質問では、49%が「追加で学習機会を増やした」と回答。約半数の保護者は、対策として学習機会を増やしていた。

 どのような学習機会を増やしたかを聞いたところ、67%がオンラインを活用した学習と回答した。「学習系アプリ」が33%ともっとも多く、「YouTube」が29%、「通信教育・オンライン塾」が21%となり、過半数の親が密を避け自宅できる学習機会を追加していた。

 塾と学校それぞれのオンライン授業の導入について比較したところ、「塾がオンライン授業を導入している」が36%、「学校がオンライン授業を導入している」が5%となり、塾のオンライン授業の導入率は、学校のおよそ7倍だった。

 「塾がオンライン授業を導入している」と回答した人の子どもの学校段階は「浪人生(64%)」がもっとも多く、「高校生(46%)」「中学生(35%)」「小学生(33%)」と、年齢が上がるとオンラインの導入率が高くなる傾向にあった。

 「オンライン授業の満足度」について、「非常に満足」「やや満足」との回答は、「高校1年生(75%)」と「高校2年生(75%)」で高い傾向にあり、「浪人生(29%)」「中学3年生(44%)」で低かった。

 「テラコヤプラス by Ameba」では調査結果とともに、オンライン授業を受けた子どもの保護者の回答を紹介。「集中して指導を受けているようすがみられた」「通常の授業と同じように、質問したり説明を受けたりできているので満足」「送り迎えもなく、授業の内容が親にもわかる」といった声に、「子どもに合わせた選択ができるよう、保護者のオンライン化のニーズが高まっている」としている。

《勝田綾》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集