給食の皿うどんで歯が欠ける…朝霞市の小学校で7人

 埼玉県朝霞市教育委員会は2021年3月13日、市内の小学校で3月11日に給食で提供した皿うどんの麺が固く、児童や教諭の計7人の歯が欠けるなどの事故が発生したと発表した。3月10日には同じ小学校で給食のドーナツが賞味期限切れだった。

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朝霞第五小学校の給食における事故について
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 埼玉県朝霞市教育委員会は2021年3月13日、市内の小学校で3月11日に給食で提供した皿うどんの麺が固く、児童や教諭の計7人の歯が欠けるなどの事故が発生したと発表した。3月10日には同じ小学校の給食で賞味期限切れのドーナツを2人の児童が食べてしまった。

 3月11日に朝霞第五小学校の給食で「皿うどん」を提供した際、麺が固く、児童6人と教員1人の歯が欠けた。児童6人のうち、1年生1人、3年生1人、4年生2人、5年生2人。また、口の中が傷付いた児童が数名いた。被害を受けた児童のうち、3人が病院で治療を受けた。原因は、皿うどんの麺を10分程度と必要以上に揚げたことで固くなってしまったことによる。

 3月10日には同じく朝霞第五小学校の6年2組で実施したリクエスト給食(卒業祝いのための特別給食)で、児童に提供したポンデドーナツ(チョコレートがけ)25個のうち5個の賞味期限が切れており、2人の児童が食べてしまった。この2人の児童の健康状態を確認したところ、現在のところ異常は認められていない。また、納入業者でサンプルの細菌検査を実施し、異常がないことを確認している。

 朝霞市教育委員会は、事故発生の経緯と原因を分析し、今後、二度とこのようなことを起こさないよう、安全管理を徹底していくという。

《工藤めぐみ》

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