【高校受験2022】国立高専「思考力等重視」サンプル問題公開

 国立高等専門学校機構は2021年4月30日、2022年度(令和4年度)国立高等専門学校の入学者選抜から「思考力・判断力・表現力」をより重視した学力検査問題を作成することを公表した。Webサイトでは、数学と理科のサンプル問題を公表している。

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 国立高等専門学校機構は2021年4月30日、2022年度(令和4年度)国立高等専門学校の入学者選抜から「思考力・判断力・表現力」をより重視した学力検査問題を作成することを公表した。Webサイトでは、数学と理科のサンプル問題を公表している。

 新しい中学校学習指導要領は、2021年度(令和3年度)から全面実施となり、「学力の3要素」を総合的にバランスよく育むという方針のもと進められている。これを受け、国立高等専門学校は、2022年度入学者選抜から「思考力・判断力・表現力(思考力等)」をより重視した入学者選抜学力検査問題を作成する。

 ただし、「思考力等」を問う問題は従来の入学者選抜学力検査でも出題しているため、これまでと大きく傾向が変わるわけではなく、「思考力等」を問う問題が多くなるより「思考力等」を測れるよう工夫した問題が出るような出題傾向になる予定。なお、具体的な配点等は公表しない。

 公開した数学と理科のサンプル問題では、過去の入学者選抜学力検査から問題を抽出し、それらの問題がどのように「思考力等」と関連するのかを小問ごとに解説。数学の新学習指導要領を踏まえた「思考力」の考え方は、日常の事象から数学的な要素を見つけ出し、図形化、数式化、グループ化、法則性の発見などができる力としている。「判断力」については、数学に関する既習の内容をもとに問題を解決する力(数学化した課題を解決するための見通しを立てる力)。さらに、思考の過程を振り返って本質や他の事象との関係を認識し総合的・発展的に考察する力。「表現力」は、数学的な表現により事象や思考過程を一般化したり、簡潔・明瞭・的確に表現する力と明記している。

 サンプル問題では、2019年度(平成31年度)入学者選抜学力検査問題の問題を例にし、思考力・判断力・表現力との関連性をまとめている。鉛筆を使用した問題では、規則性を発見する問題であり、試行回数をnとした情報プログラムに必要なアルゴリズムを考えることができるための思考法に通ずるものだと解説している。

 サンプル問題はWebサイトに公開している。今回は、数学と理科のサンプル問題を公開したが、国語、社会、英語についても、5月末までに随時公表予定。

《田中志実》

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