子・孫に勤めてほしい企業ランキング、ソニー・ドコモが大幅上昇

 親や祖父母世代が子・孫に勤めてほしい企業ランキングは、1位「国家公務員」、2位「地方公務員」、3位「トヨタ自動車」で、上位3社は前回調査と同様の結果となったことが、リスクモンスターが2021年4月に発表した調査結果より明らかになった。

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第9回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業ランキング」アンケート/ランキングベスト20
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 親や祖父母世代が子・孫に勤めてほしい企業ランキングは、1位「国家公務員」、2位「地方公務員」、3位「トヨタ自動車」で、上位3社は前回調査と同様の結果となったことが、リスクモンスターが2021年4月に発表した調査結果より明らかになった。

 今回で9回目となる「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査は、未成年の子・孫をもつ20歳から69歳の男女を対象に実施し、計800人の有効回答を得た。調査期間は2021年3月23日から25日。

 総合ランキングは、1位「国家公務員」回答率14.6%、2位「地方公務員」13.8%、3位「トヨタ自動車」8.9%、4位「グーグル(Google)」5.5%、5位「パナソニック」4.6%。上位3社は2年前に実施した第8回調査と同様の結果となった。

 選択した理由を自由回答で聞いたところ、上位2位の国家公務員・地方公務員はともに、生活面や収入面において「安定している」が多数を占めた。そのほか、国家公務員は「日本を牽引するから」といった社会への貢献を期待する意見、地方公務員は「地元で転勤の範囲がせまい」等、就職しても身近にいてほしいと願う意見があった。3位のトヨタ自動車は「日本を代表する企業」「安定している」「新たな事にチャレンジしている」といった意見が多くみられた。

 大幅に順位が上昇した企業は、「ソニー」(前回64位から6位)、「NTTドコモ」(前回44位から11位)、「伊藤忠商事」(前回31位から12位)、「花王」(前回44位から16位)、「富士通」(前回64位から16位)、「明治」(前回44位から16位)等。一方、「全日本空輸(ANA)」(前回6位から21位)、「日本航空(JAL)」(前回12位から74位)、「東海旅客鉄道(JR東海)」(前回9位から39位)の3社は大幅に順位を下げ、今回初めてベスト20圏外となった。

 重視するイメージでは、1位「給与額」44.8%、2位「社員を大切にする」41.8%、3位「福利厚生」41.0%、4位「将来性」40.3%、5位「雇用形態」29.8%、6位「勤務地」27.9%、7位「子育て支援」15.0%、8位「業績」13.6%、9位「社会的責任」13.3%、10位「企業規模」11.5%という結果だった。

◆お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業ランキング
※数値は回答率
1位「国家公務員」14.6%
2位「地方公務員」13.8%
3位「トヨタ自動車」8.9%
4位「グーグル(Google)」5.5%
5位「パナソニック」4.6%
6位「ソニー」4.4%
7位「アップル(Apple)」4.1%
8位「任天堂」3.9%
9位「サントリー」3.3%
10位「楽天」3.1%

《桑田あや》

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