【夏休み2021】宿題の難関は読書感想文と自由研究、小学生保護者アンケート

 小学生の夏休みの宿題で最後まで残りがちなのは「読書感想文」と「自由研究」であることが、イオレが2021年8月5日に発表したアンケート結果から明らかになった。読書感想文と自由研究は、親が手伝う場合も多いという。

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夏休みの宿題の進め方
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 小学生の夏休みの宿題で最後まで残りがちなのは「読書感想文」と「自由研究」であることが、イオレが2021年8月5日に発表したアンケート結果から明らかになった。読書感想文と自由研究は、親が手伝う場合も多いという。

 夏休みの宿題についてのアンケートは、イオレが運営するグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」を利用している小学生の子供を持つ子育て世帯を対象に実施した。有効回答数は1,337人。調査期間は7月19日~27日。

 夏休みの宿題の進め方は、「計画的に毎日少しずつ取り組む」49.3%、「夏休み始めのうちに全部終わらせる」40.2%の順に多かった。一方で、「ノープランで最後に慌ててやる」6.4%、「全部終わらせることができないまま新学期を迎える」1.1%という回答もあった。宿題の進め方を学年別にみると、小学1年生は「ノープランで最後に慌ててやる」「全部終わらせることができないまま新学期を迎える」はいずれも0%。学年が上がるごとに増加傾向にあることがわかった。

 夏休みの宿題の進め方について、子供と「相談した」51.5%、「相談していない」48.5%。相談した人の理由は、「初めての夏休みなので、計画的に取り組めるようにするため(小学1年生)」「塾の宿題が毎日あって大変なので、夏休みの宿題はできるだけ早く終わらせたい(小学3年生)」「工作や作文等、夏休みの宿題は多岐にわたっているのでほったらかしではできない(小学5年生)」等。

 相談していない人の理由は、「学校から毎日計画的に進めるように、まとめてやることがないように指導があり、昨年はおおむね計画通りに進められたから(小学2年生)」「計画を立てないといけないと思いつつ、できていない状況(小学4年生)」「過去5年間は一緒に計画をたてたが、最後くらい自分でやることも必要だと思った(小学6年生)」等があがった。

 最後まで残りがちな夏休みの宿題は、「読書感想文」47.7%が最多。ついで、「自由研究」38.8%、「夏休みの日記」25.1%、「工作」20.9%等。夏休みの宿題で親が手伝うことになるものは、「自由研究」49.3%、「読書感想文」39.2%、「工作」34.3%という回答が多かった。

 夏休みの宿題は子供に必要だと思うかという質問には、「必要だと思う」65.4%、「必要だとは思うが内容は変えたほうが良いと思う」31.2%、「不要だと思う」3.4%という結果だった。必要だと思うもの、不要だと思うものを聞いたところ、必要だと思う宿題は1位「ドリル」、2位「夏休みの日記」、3位「自由研究」、4位「観察日記」、5位「読書感想文」。不要だと思う宿題は1位「習字」、2位「ポスター」、3位「読書感想文」、4位「工作」、5位「自由研究」であった。

 自由研究のテーマの決め方は「子供が決める」33.4%がもっとも多く、「インターネットで調べる」25.6%、「家族で案を出して話しあう」23.0%等が続いた。自由研究にかける予算は、「501円~1,000円」38.5%が最多。ついで、「0円~500円」27.7%、「1,001円~2,000円」23.0%、「2,001円~3,000円」7.0%、「3,000円~」3.7%。

《外岡紘代》

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