【台風16号】10/1伊豆諸島にかなり接近、通勤・通学に影響も

 2021年9月30日午後3時現在、大型で非常に強い台風第16号は日本の南にあって、1時間におよそ30キロの速さで北北東へ進んでいる。今後次第に進路を北東へ変えて、非常に強い勢力を維持したまま、10月1日明け方から昼過ぎにかけて伊豆諸島にかなり接近する見込み。

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台風経路図
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 2021年9月30日午後3時現在、大型で非常に強い台風第16号は日本の南にあって、1時間におよそ30キロの速さで北北東へ進んでいる。今後次第に進路を北東へ変えて、非常に強い勢力を維持したまま、10月1日明け方から昼過ぎにかけて伊豆諸島にかなり接近する見込み。

 気象庁が2021年9月30日午後4時50分に発表した「令和3年 台風第16号に関する情報 第41号」によると、中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径280キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。このため西日本の太平洋側や小笠原諸島では30日から10月1日にかけて、東日本から東北地方にかけての太平洋側では30日から2日にかけて、うねりを伴って大しけとなるところがある見込み。特に伊豆諸島では、1日はうねりを伴った猛烈なしけとなる見込みとしている。2日も伊豆諸島や関東地方、東北地方では、大しけの状態が続きそうだ。

 また、伊豆諸島や、東日本から東北地方にかけての太平洋側沿岸では、10月1日に暴風となるところがある見込みで、予想される最大風速(最大瞬間風速)は、伊豆諸島で35メートル(50メートル)、関東地方・東海地方で25メートル(35メートル)、東北地方で20メートル(30メートル)。なお、10月1日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多いところで、伊豆諸島が300ミリ、東海地方が100ミリ、関東地方が150ミリ、東北地方が60ミリ。

 気象庁では、特に伊豆諸島では暴風や高波に厳重に警戒するよう、その他の地域でも警戒をするよう呼びかけている。また、大雨の予想される地域においては土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう注意喚起しており、特に伊豆諸島では、30日から1日は、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意し、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど安全確保に努めるよう促している。

《鶴田雅美》

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