東京歯科大歯学部と慶應大統合…コロナ禍でスケジュール見直す

 東京歯科大学と慶應義塾大学は2021年11月25日、統合および法人の合併についての協議状況を公表した。コロナ禍の影響で目途としていたスケジュールを見直し、特に目途を設けずに協議を継続することになった。

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 東京歯科大学と慶應義塾大学は2021年11月25日、統合および法人の合併についての協議状況を公表した。東京歯科大学歯学部の慶應義塾大学への統合等を2023年4月に目指していたが、コロナ禍の影響で目途としていたスケジュールを見直し、特に目途を設けずに協議を継続することになった。

 慶應義塾と東京歯科大学は2020年11月26日に、東京歯科大学の歯学部の慶應義塾大学への統合および法人の合併について協議開始したことを公表していた。しかし、今般の新型コロナウイルスは、想定を遥かに超えた未曾有ともいえる危機的状況を社会にもたらし、教育・研究・医療を取り巻く環境は大きな変化を余儀なくされ、今後の状況も不透明で不確実なものとなっている。

 当初は2023年4月を目途に歯学部統合および法人の合併について協議を行っていたが、スケジュールを見直し、特に目途を設けずに協議を継続することになった。今後も、慶應義塾および東京歯科大学は、双方の歴史と現状を尊重し、統合等により双方に不利益が生じないよう、特に学生が最大の受益者であるように、十分に考慮を重ねて、教育・研究・医療・法人運営の各分野において両者の緊密かつ前向きな連携を深めるとともに、引き続き、統合等に関する協議を行っていくという。

《田中志実》

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