全長21cmのロボット犬「Mini Pupper」4万9500円から

マンダン(MangDang Technology Co., Limited、本社:香港)は、初心者からプロまで楽しめるミニサイズのロボット犬、『Mini Pupper』(ミニぷぱ)の先行予約を、12月24日よりECサイトのMakuakeで受け付けている。

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マンダン・ミニぷぱ
マンダン・ミニぷぱ 全 4 枚 拡大写真

「1家に1台、ロボットがある世界」をビジョンに掲げるテクノロジーカンパニー、マンダン(MangDang Technology Co., Limited、本社:香港)は、初心者からプロまで楽しめるミニサイズのロボット犬、『Mini Pupper』(ミニぷぱ)の先行予約を、ECサイトのMakuakeで受け付けている。

一部の大企業や研究機関などが扱える「特殊な物」だった四足歩行ロボットが、ミニサイズになった。本体全長は210mm、バッテリーを含む重量は509g。これまで四足歩行ロボットの操縦には高度な技術が必要で、ロボット自体も高価な製品だった。マンダンは多くの人に四足歩行ロボットの技術や製品を簡単に楽しんでもらう研究を行なってきた。

ミニぷぱには、パーツから組み立てる「DIY版」と、届いてすぐに遊べる「完成版」の、2種類のセットがある。DIY版の組み立ては溶接不要で、必要な道具は全て同梱され、さらに日本語マニュアルとレクチャー動画も用意されている。製作時間の目安は初心者なら2~3日、上級者なら約2~3時間だという。

さらにミニぷぱには、中・上級者向けロボティックス×プログラミング仕様も準備されている。

●ROSで新たな動きをプログラミング可能

ミニぷぱはプリセットされている動作以外にも、オープンソースプラットフォームのROS (Robot Operating System) を通して、さらに高度な動きとアクションコンビネーションをインプットできる。

●業界最小クラスのLiDAR搭載

ミニぷぱは、業界最小クラスのLiDAR(ライダー)モジュールLD06を搭載することで、家の中を3Dスキャニングしながら、ロボット掃除機のように部屋の間取りをマッピングする。また自動運転にも採用されているSLAM(スラム、Simultaneous Localization and Mapping)技術により、自己位置を推定しながら環境地図を作成できる。
※SLAMを利用するにはRaspberry Pi、LiDAR、パソコンとWi-Fi環境が必要。
※カメラ機能を利用するには別途カメラモジュールが必要。

●ナビゲーション機能

家の間取りを覚えたら、指定の場所に向かわせることも可能になる。目的地を設定すれるとミニぷぱが動き出す。事前に設定した表情やメッセージを、顔のスクリーンを使って表現できる。
※ナビゲーション機能を利用するにはRaspberry Pi、LiDARとパソコンが必要。

●モノを認識、追跡可能へ

ミニぷぱはルクソナス社の3Dカメラモジュール「OAK-D-Lite(オークDライト)」にも対応している。オークDライトは推論チップを内蔵し、AI技術を使って空間認識や物体検知ができるカメラだ。「AIの目」を付与することで、ミニぷぱは周囲のモノを認識し、追跡することが可能になる。

「Mini Pupper(ミニぷぱ)」ロボット犬
本体サイズ:210mm×100mm×165mm
重量:509g(バッテリーを含む)
プロセッサー:Raspberry Pi 4B
スクリーン:240×320 ISP Free Viewing Direction LCD
ストレージ:32GB microSDカード
稼働時間:最大30分
充電時間:約1時間

ミニぷぱの一般販売予定価格は消費税込み8万円。Makuakeでは数量限定「超早割」で消費税込み4万9500円からなどとなっている。

四足歩行ロボットが「愛されるロボット犬」に!---全長21cm、価格は4万9500円から

《高木啓@レスポンス》

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