女子スラックス制服、東京都立高校の採用率8割超

 都立高の女子スラックス制服採用率が8割を超え、2016年度調査から29.1ポイント増加していることが東京都教育委員会が2022年3月24日に公表した調査結果から明らかとなった。

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都立高校における制服の自由選択制導入の推進について
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 都立高の女子スラックス制服採用率が8割を超え、2016年度調査から29.1ポイント増加していることが、東京都教育委員会が2022年3月24日に公表した調査結果から明らかとなった。

 東京都教育委員会は、「学びの場でのインクルーシブ」を実現する取組みの1つとして、制服の自由選択を推進している。そこで2021年12月10日、都立高校における制服の現状把握を目的に「制服または標準服の現状および今後の方向性に関する調査」を実施。2022年3月24日、2021年度の調査結果を取りまとめ公表した。

 調査の結果、2021年度は女子スラックス制服採用率80.8%という結果で、2016年度調査51.7%から29.1ポイント増加。松が谷・翔陽・桜修館中等の3校は、性別に関係なくジャケット、スラックス、スカート等の制服を自由に選べる自由選択制を導入済だった。

 今後、制服の自由選択制を導入している3校をPR校と位置づけ、その効果や成果等を広く周知し、制服の自由選択制導入に向けた検討を進める学校には、検討会議等へ外部有識者を招聘(しょうへい)する場合の経費等を支援する。また、東京都教育委員会Webサイトの「都立高校等検索」においても、「制服または標準服」の検索機能等、情報を充実させていく。

《川端珠紀》

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