小中学生のタブレット・PC利用率、約9割…1年で3倍に
NTTドコモのモバイル社会研究所は2022年5月11日、小中学生のタブレットやパソコンの利用が約9割となったことを発表した。わずか1年で約3倍になったことが明らかになった。
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
調査は2021年11月、関東1都6県に住む小学生および中学生とその保護者を対象に行われた。有効回答数は500。
学校から貸与されたタブレットやパソコンの利用率について調査したところ、2020年では小中学校においてどの学年も1割未満だったが、2021年には5割を超える貸与による利用があったことがわかった。貸与が開始された時期は2021年の1学期がもっとも多く、5割を超えていた。
また、家庭で所有するタブレットやパソコンの利用について調査したところ、学校から貸与されたタブレットやパソコンの利用が増えたことに連動し、家庭で所有するタブレットとパソコンの利用も、どの学年とも大幅に伸びたことがわかった。
最後に、学校からの貸与・家庭での所有を問わず、小中学生のタブレットやパソコンの利用について調査したところ、2021年にタブレットまたはパソコンのどちらかを利用している子供は、どの学年も9割程度であったことがわかった。2020年は約3割程度であったので、この1年で約3倍に増えた結果となる。
今回の調査で、GIGAスクール構想やコロナ禍におけるオンライン授業により、小中学生のタブレットやパソコン利用率が大幅に増えたことがわかった。モバイル社会研究所は、多くの小中学生が利用するようになったタブレットやパソコンについて、どのようにスキルが向上したか、またオンライン学習がどこまで利用されているか等、今後分析し公表していくとしている。
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