高校生の小遣い平均「5,582円」不満足6割が交渉せず

 リクルートが提供する進路情報メディア「スタディサプリ進路」は2022年6月15日、高校生を対象としたお小遣いに関するアンケート結果を公表した。1か月のお小遣いの平均は「5,582円」で、金額に不満足派の6割が保護者への配慮から値上げ交渉をしていなかった。

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学年別もらっているお小遣いの月額平均
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 リクルートが提供する進路情報メディア「スタディサプリ進路」は2022年6月15日、高校生を対象としたお小遣いに関するアンケート結果を公表した。1か月のお小遣いの平均は「5,582円」で、金額に不満足派の6割が保護者への配慮から値上げ交渉をしていなかった。

 調査は全国高校生のお小遣いをもらっている男女を対象に、インターネットを利用して2022年5月16日~5月18日に実施。有効回答数は1,000件。1か月にもらうお小遣いの平均金額は「5,582円」という結果になった。学年が上がるごとに金額も比例していくイメージだが、実際は高校3年間で平均金額が14.9%上がっていることがわかった。もらい方については、1か月に決まった金額を定額でもらう人は64.9%、必要な時に都度もらう人は36.6%、お手伝いや成績が良かったことと引き換えにもらっている人は9.1%だった

 また、お小遣いの金額が上がるタイミングについては、「入学時(中学から高校に上がるとき等)」(41.4%)、「進級時(高1から高2になった時等)」(39.1%)と、自然発生的にやってくるタイミングが上位となった。その他、「勉強で成果を出したとき」(14.2%)、「金額交渉をしたとき」(11.9%)、「誕生日」(10.5%)となった。

 今のお小遣いに満足しているかには、「満足」(62.9%)、「不満足」(37.1%)となった。不満足派の平均金額は4,684円、満足派は6,112円と格差は約1,400円で、かつ平均金額よりも約1,000円下回っていた。そんな中、不満足派の中でも値上げ交渉をしていない人は約6割となった。理由として、「お小遣いをもらえるだけで幸せなことだし、わざわざ交渉をするのも両親に申し訳ない」(高2/女子)、「お小遣いをもらえているだけで感謝しているから」(高3/男子)、「両親も頑張って働いてくれているので申し訳なくて言えない」(高2/女子)と親への配慮がみえた。

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《田中志実》

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