スマホの危険疑似体験アプリ、最新事例4本追加…無償提供

 デジタルアーツは、青少年の情報リテラシー教育教材「スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ」に、新たなストーリーを4本追加し、2022年6月17日に無償提供を開始した。「SNSでの誹謗中傷(加害者)」等最新事例をもとに制作。合計15本のストーリー提供となる。

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スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ
スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ 全 4 枚 拡大写真
 デジタルアーツは、青少年の情報リテラシー教育教材「スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ」に、新たなストーリーを4本追加し、2022年6月17日に無償提供を開始した。「SNSでの誹謗中傷(加害者)」等最新事例をもとに制作。合計15本のストーリー提供となる。

 スマートフォンやインターネットは、いつでもどこでも情報を受け取れ、誰とでもコミュニケーションができるといった利点がある。その半面、顔の見えない相手とやり取りをするので、嘘を付かれても気付きにくく、誤った情報を受け取ってしまう可能性もある。また、その気はなくても相手を不快にさせ、傷つけることもある。こうしたたくさんの危険性があることをあらためて理解し、具体的に何に気を付けたら良いかを知ることが重要になる。

 デジタルアーツは、これまで青少年の情報リテラシー向上の取組みに注力してきた。青少年とその保護者が、インターネットやSNSでのコミュニケーションを通じたトラブルの危険を「自分事化」し、スマートフォン・インターネット利用にひそむ危険への対策を考えるきっかけになることを目的に、「スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ」を2013年8月より無償で提供している。

 「スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ」は、スマートフォン・インターネットを利用するうえで直面しやすい危険を疑似体験できる。スマホの長時間利用による依存や、友達とのネットを通じたトラブルといった身近な問題から、見知らぬ人とのやり取りを通じて、いつの間にか犯罪被害に巻き込まれてしまうケース等、さまざまなテーマごとに具体的なストーリーで描かれている。利用者は、テーマを選ぶとトラブルや犯罪被害を疑似体験できるようになっている。

 今回は、すでに収録済みの11本のストーリーに、「SNSでの誹謗中傷(加害者)」「動画投稿サイトからの個人情報漏えい」「自画撮り被害」「ワンクリック詐欺」の4本を新たに加えた。合計15本のストーリーの収録となった。「SNSでの誹謗中傷(加害者)」では、誹謗中傷の加害者となった場合にどうなってしまうか、加害者とならないために注意すべきことについて触れている。

 また、すでに収録済みのストーリーでは、「ネットいじめ」についても取りあげている。加害者となっていた子が、一転して被害者にもなる、といった内容で、加害者と被害者どちらの立場も実感できるようになっている。

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《大田芳恵》

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