漢検合格率の都道府県ランキング、小中高生の1位は?

 日本漢字能力検定協会は、2021年度の漢検受験データから小学生・中学生・高校生に関する結果を都道府県別にまとめて発表した。都道府県別の合格率は、小学生・中学生では大分県が、高校生では鳥取県がそれぞれ第1位となった。

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都道府県別の小中高生の合格率
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 日本漢字能力検定協会は、2021年度の漢検受験データから小学生・中学生・高校生に関する結果を都道府県別にまとめて発表した。都道府県別の合格率は、小学生・中学生では大分県が、高校生では鳥取県がそれぞれ第1位となった。

 漢検では、10級(小学1年生修了程度)から1級(大学・一般程度)の12段階の級を設定している。2021年度(2021年4月1日~2022年3月31日)の漢検志願者は延べ170万9,961人(前年比121%)で、そのうち漢検を受検した小中高生は延べ145万6,556名だった。

 日本漢字能力検定協会では、2021年度の漢検データのうち、小学生・中学生・高校生の合格結果を都道府県別に集計。小学生の合格率は、全体が86.1%、都道府県別の第1位は大分県(92.1%)、第2位は福井県(91.0%)、第3位は新潟県(90.2%)だった。中学生の合格率は、全体が56.6%、第1位の大分県(72.7%)と第2位の福井県(71.0)は小学生と同じ順位となり、第3位は香川県(68.0%)だった。高校生の合格率は、全体が31.1%、第1位は鳥取県(39.7%)、第2位は岐阜県(39.0%)、第3位は大分県(37.4%)となった。大分県の漢検合格率は、小学生・中学生・高校生いずれのカテゴリーでもトップ3に入る結果となった。

 2022年6月に財団設立30年を迎えた日本漢字能力検定協会が実施している漢検には、全国47都道府県の公開会場(約180か所)ならびに小学校・中学校・高校・塾・企業等の準会場(約3万か所)で幅広い年代の人が受検しており、これまでの累積志願者数は5,000万人を超えている。同協会では、今回のような漢検データを今後も教育現場に提供していく。


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《増田有紀》

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