高3の9割が参院選で投票、理由は「国民の義務だから」

 スタディプラスのStudyplusトレンド研究所は2022年7月10日~7月11日、高校3年生を対象に「第26回参議院議員通常選挙に関するアンケート調査」を実施。選挙権があった高校3年生のうち、95.8%が投票に行っていたことが明らかになった。

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今回の参議院選挙に興味はありましたか?
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 スタディプラスのStudyplusトレンド研究所は2022年7月10日~7月11日、高校3年生を対象に「第26回参議院議員通常選挙に関するアンケート調査」を実施。選挙権があった高校3年生のうち、95.8%が投票に行っていたことが明らかになった。

 調査は2022年7月10日~7月11日、学習管理アプリ「Studyplus」を利用している全国の高校3年生を対象にインターネットにて行われた。回答者数2,045名。

 最初に、7月11日に投開票が行われた参議院選挙について「興味の有無」を尋ねたところ、82.9%が「選挙に興味があった」と回答。選挙への関心の高さがうかがえる。

 つぎに、今回の参議院選挙について「選挙権の有無」を尋ねたところ、高校3年生の63.5%が「選挙権があった」と回答。そのうちの95.8%が「投票に行った」ことが明らかになった。

 「投票に行った理由」について尋ねると、もっとも多かった回答は「選挙に行くのは国民の義務だと思うから(68.4%)」だった。ついで「選挙会場や投票を体験してみたかったから(54.5%)」「政治に興味があったから(44.1%)」という結果となった。

 一方で「投票に行かなかった理由」について、もっとも多かったのは「投票所に行くのが面倒に感じたから(35.2%)」で、「投票したい政党・候補者がいないから(22.2%)」「用事があって行くことができなかったから(22.2%)」と続いた。

 また、「支持している政党の有無」と「興味のある政策」について尋ねると、支持政党が「ある」と回答したのは約3割、「ない」が約7割という結果だった。興味のある政策としてもっとも多かったのは「子育て・教育(57.8%)」で、以下「経済政策(49.8%)」「ジェンダー(42.9%)」と続いた。

 最後に、今回初めて選挙を経験した高校3年生に「選挙について感じたこと」を自由記述で回答してもったところ、「今回初めて投票したが、より政治に興味をもつ良い機会になった。日頃からもっと政治に興味をもつ事が大切だと思った。また、他人事ではなく自分の事として政治を捉えていきたい」等という前向きな回答が寄せられた。

 一方で、「選挙の候補者について、どこで知識を得ればいいかわからなかった」「若い人も投票に行くべきだと言うのなら、もっと選挙のことについて教えてほしいと思いました。また、各政党、立候補している所について学ぶ機会があればもっと投票率が上がるんだろうなと思いました」等、今後の課題に繋がるような意見も寄せられた。

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《木村 薫》

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