【大学受験2022】医学部学費一覧、私大最安は国際医療福祉

 医学部入試・受験対策情報サイト「河合塾 医進塾」は、2022年度の国公私立大学医学部の学費一覧を掲載している。国立は一部を除き学費が一律、公立は居住地等により入学金等が異なる。私立は大きく差があり、6年間の総費用がもっとも低いのは国際医療福祉大学の1,919万円。

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国公立大学 医学部学費一覧
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 河合塾が発信する医学部入試・受験対策情報サイト「河合塾 医進塾」は、2022年度の国公私立大学医学部の学費一覧を掲載している。国立大学は一部を除き学費が一律、公立大学は居住地等により入学金等が異なる。私立大学は大きく差があり、6年間の総費用がもっとも低いのは国際医療福祉大学の1,919万円。

 国公立大学医学部の学費一覧は、2022年度募集要項・大学パンフレットやWebサイト等を参考に河合塾 医進塾がまとめたもの。国立大学の医学部学費は、入学金28万2,000円、年間授業料53万5,800円を標準額し、千葉大学と東京医科歯科大学のみ2020年4月入学者から年間授業料が64万2,960円に増額されている。

 公立大学の医学部学費は、入学金が「住民」とその他で異なる等、入学金・年間授業料ともに大学によって費用が異なる。たとえば、横浜市立大学では、年間授業料は市民・市外者ともに57万3,000円、入学金は横浜市住民が14万1,000円、市外者が28万2,000円、施設設備費は横浜市民が15万円、市外者が20万円と、入学金は市外者が横浜市住民の2倍に設定されている。多くの公立大学が同様の対応をとっており、もっとも差が大きいのは福島県立医科大学の入学金で、福島県住民は28万2,000円、県外者は84万6,000円。

 私立大学では医学部学費をランキング形式の一覧で掲載。2022年度募集要項・大学パンフレットやWebサイト等で公表されている学費をもとに「6年間総費用」を試算し、「6年間総費用」がもっとも低い大学を1位として順位付けしている。

 私立大学医学部学費ランキングの1位は「国際医療福祉大学」で6年間総費用は1,919万円。ついで、2位「順天堂大学」2,080万円、3位「慶應義塾大学」約2,206万円、4位「日本医科大学」約2,230万円、5位「自治医科大学」2,260万円。もっとも高いのは「川崎医科大学」で、6年間総費用は約4,736万円にのぼる。

 私立大学医学部一覧では、初年度の学費・諸費納入額、次年度以降の学費・諸費納入額、寄付の有無等についてまとめている他、備考欄にてその他かかる諸費用や、成績優秀者等を対象とした奨学金・学費免除等についても紹介している。

 なお、医学部学費の掲載内容は変更される可能性もあるため、必ず各大学の募集要項等を確認してほしい。

 河合塾 医進塾はこの他、医学部受験者向けの情報として「夏休み攻略大作戦!」「医学部生のおすすめ勉強法」といった記事や、医学部合格体験記、2022年度医学部入試の志願者数増加率・倍率ランキング、2023年度の医学部入試情報等を掲載している。一部、閲覧に会員登録(無料)が必要な情報もある。

◆私立大学医学部学費一覧(ランキング)トップ10
※6年間総費用が低い大学上位10校
1位「国際医療福祉大学」19,190,000円
2位「順天堂大学」20,800,000円
3位「慶應義塾大学」22,059,600円
4位「日本医科大学」22,297,800円
5位「自治医科大学」22,600,000円
6位「東京慈恵会医科大学」22,810,000円
7位「東邦大学」26,297,800円
8位「関西医科大学」28,140,000円
9位「昭和大学」28,172,000円
10位「東京医科大学」29,833,800円

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《畑山望》

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