高卒認定試験、大雨で山形・福島を一部中止…再試験8/25

 文部科学省は、2022年8月4日・5日実施の2022年度(令和4年度)第1回高等学校卒業程度認定試験について、大雨等の影響により山形県と福島県の会場で第1日目に予定していた全科目の試験を中止としたと発表した。8月25日に影響のあった人を対象に再試験を実施する。

教育・受験 その他
令和4年度高等学校卒業程度認定試験
令和4年度高等学校卒業程度認定試験 全 2 枚 拡大写真
 文部科学省は、2022年8月4日・5日実施の2022年度(令和4年度)第1回高等学校卒業程度認定試験について、大雨等の影響により山形県と福島県の会場で第1日目に予定していた全科目の試験を中止としたと発表した。8月25日に影響のあった人を対象に再試験を実施する。

 高等学校卒業程度認定試験は、いろいろな理由で高校等を卒業していない人のために「高校を卒業した人と同等以上の学力があるかどうか」を文部科学省が認定する試験。合格すると、大学・短大・専門学校の受検資格が得られ、就職や資格試験の受験にも活用できる。

 2022年度第1回高等学校卒業程度認定試験には、2021年度第1回試験と比較して397人減の9,828人が出願。8月4日と5日の2日間、全国47の都道府県会場、全国93の少年院や刑務所等の矯正施設を会場に実施を予定していた。

 今回、8月3日から4日かけての記録的な大雨等の影響により、山形県と福島県の第1日目のすべての科目の試験を中止した。対象となる出願者は、山形会場が68人、福島会場が69人の計137人。対象の試験科目は、物理基礎(出願者数21人)、現代社会(同66人)、政治・経済(同9人)、国語(同64人)、英語(同74人)、数学(同80人)、科学と人間生活(同53人)。

 文部科学省では、影響のあった受験者を対象に8月25日に再試験を行うことを決定した。再試験を実施する会場名や場所等は、対象者に直接通知する。

 8月25日、26日は、新型コロナウイルス感染症に感染または感染した疑いがあり、やむを得ず受験できない人を対象とした再試験も予定している。

高卒認定ワークブック改訂版 国語 (Perfect work book)
¥1,980
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《奥山直美》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集