2023年卒学生の就活調査…3割が4社以上から内々定

 2023年卒業の学生の3割が4社以上から内々定を得ていることが、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」が2022年8月2日に公表した調査結果から明らかになった。

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内々定をもらった企業数
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 2023年卒業の学生の3割が4社以上から内々定を得ていることが、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」が2022年8月2日に公表した調査結果から明らかになった。

 就職活動やキャリア観形成に関するアンケートは、「ビズリーチ・キャンパス」のサイトに登録する2023年卒業・修了予定の大学生・大学院生を対象に実施した。調査期間は2022年6月29日~7月4日。

 2023年卒業・修了予定の学生に対して内々定をもらった企業数を聞いたところ、「1~3社」が64.4%ともっとも多く、「4~6社」は23.7%、「7~9社」と「10社以上」をあわせると3割は、4社以上から内々定を得ていることがわかった。

  内々定をもらった業界を聞いたところ、「IT・インターネット」が40.7%で1位、「メーカー」が38.4%で2位、「金融」が22.6%で3位と続いた。

 内々定をもらった企業に、今後も情報の提供の機会を希望するか聞いたところ、93.6%の学生が「はい」と回答した。希望する情報提供の形は、「興味がある部署や職種の社員との面談」が67.3%で、「内定者交流会」が61.0%、「配属先の社員との面談」が50.7%だった。

 内々定をもらっていても、安心せずその企業でどのようなことができるのかということに高い関心があることがうかがえる他、どのような人と一緒に働くのかということにも重点を置いているようだ。

 また、内々定先での配属先は確約されているかを聞いたところ、30.6%が「確約されている」と回答した。さらに、配属先が確約されていると回答した人の9割以上が「内々定の時点で配属先が確約されることは、キャリアを選択するうえで重要な要素だった」と回答している。

 こうしたことから、学生は具体的な職種や業務内容を意識して、ファーストキャリアを選択していることがうかがえた。

 現在から入社までの間に不安なことでは「それぞれの部署の詳しい仕事内容や一日の流れを把握できていないため、詳しく知りたい」「配属先が多様なため、どのような仕事かが具体的にイメージがつかないこと」「リモート勤務が主流になるなかでの仲間づくりや業務のキャッチアップ」等がフリーコメントで寄せられた。


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《鈴木あさり》

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