保護者の多くが子供にリアルな体験をさせたいが、コロナ禍で機会が減ったと感じていることが、小学生向けキャリア教育を展開するCHEERSのアンケート調査でわかった。
調査対象は未就学児~小学6年生の子供のいる家庭46組。首都圏を中心に体験と学びに関する実態調査を行った。
理想とする学びについての調査では、多くの人が探求学習やアート、アウトドア・自然体験、チームワーク等「正解のないところから自分なりの考えを導き出す」体験学習を重視していることがわかった。一方で、従来重視されていた偏差値向上を選択した人はわずか0.1%にとどまった。
9割以上の人はリアルな体験が「とても必要」だと回答したが、コロナ禍で体験学習の機会が減ったと感じている人が7割以上にのぼった。
2022年6月、文部科学省はコロナ禍で減少した青少年に対する体験活動の充実を図るため、「教育進化のための改革ビジョン」に基づき、「子供の体験活動推進宣言」を発表した。
CHEERSはその賛同企業として、子供にリアルな体験を届けるため、2022年の夏休み期間中に「夏休みこども国会(文部科学省後援)」等7つのイベントを開催。約1,000人が参加した。