【高校受験2023】大阪府公立高校、選抜実施要項を公表

 大阪府教育委員会は2022年10月13日、2023年度(令和5年度)大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項を公表した。一般入学者選抜の学力検査は3月10日。当日感染症に罹患しており受験できなかった場合、追検査は3月19日に行われる。

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一般入学者選抜(学力検査問題の種類、倍率のタイプ)
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 大阪府教育委員会は2022年10月13日、2023年度(令和5年度)大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項を公表した。一般入学者選抜の学力検査は3月10日。当日感染症に罹患しており受験できなかった場合、追検査は3月19日に行われる。

 選抜実施要項には、アドミッションポリシー(求める生徒像)、応募資格、自己申告書、調査書評定の府内統一ルール、英語資格(外部検定)の活用等の全般的な事項とともに、一般入学者選抜、特別入学者選抜、二次入学者選抜、海外から帰国した生徒の入学者選抜、追検査等について記載している。

 一般入学者選抜の学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、配点は各教科90点。国語・数学・英語の学力検査では、「基礎的問題」「標準的問題」「発展的問題」の3種類の問題を作成。ただし、英語のリスニングテストについては「基礎的問題」および「標準的問題」を同一問題とし、「発展的問題」は別の問題とする。

 各高校長はあらかじめ使用する問題を選択し、高校を所管する教育委員会において決定した「学力検査問題の種類並びに学力検査の成績および調査書の評定にかける倍率のタイプ」に示す種類の学力検査の問題で実施する。学力検査の実施時間割は、各高校が選択した問題の組合せにより異なる。

 たとえば、北野(文理)の一般入学者選抜では、国語、数学、英語いずれも「発展的問題」を出題。倍率は、学力検査の成績にかける倍率が1.4倍、調査書の評定にかける倍率が0.6倍となる。各校の学力検査問題の種類、学力検査の成績および調査書の評定にかける倍率のタイプは、選抜実施要項内の一覧から確認できる。

 学力検査「英語」においては、外部機関が認証した英語力判定テスト(TOEFL iBT、IELTS、実用英語技能検定を対象とする)のスコア等を活用。大阪府教育委員会が定めるスコア等に応じた「読み替え率」により換算した点数と英語の学力検査の点数を比較し、高いほうの点数を当該受験者の英語の学力検査の成績とする。「基礎的問題」「標準的問題」「発展的問題」のすべての検査問題が対象。

 2023年度大阪府公立高等学校入学者選抜の一般入学者選抜日程は、2023年3月3日・6日・7日に出願を受け付け、3月10日に学力検査等を実施する。合格者発表は3月20日。

 追検査は、一般選抜等に出願した志願者のうち、学力検査等の当日に出席停止の扱いが定められている感染症に罹患し、当日すべての検査を受験できなかった者を対象とする。追学力検査、追小論文、追面接の3種類の検査方法があり、いずれも3月19日に実施し、3月22日に合格者を発表する。


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《中川和佳》

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