442年ぶりの皆既月食&惑星食11/8、広範囲で観測チャンス

 ウェザーニューズは、2022年11月8日夜の皆既月食に向けて、天気見解を発表した。東北南部・東海・近畿等は晴れて、観測日和。北海道・東北北部・中四国・九州・関東では、雲の隙間からの観測になる予想。沖縄や先島諸島は雲の隙間から、もしくは観測は難しい可能性も。

教育イベント 小学生
皆既月食の観測チャンス
皆既月食の観測チャンス 全 4 枚 拡大写真

 ウェザーニューズは、2022年11月8日夜の皆既月食に向けて、天気見解を発表した。東北南部・東海・近畿は晴れて、観測日和。北海道・東北北部・中四国・九州・関東では、雲の隙間からの観測になる予想。沖縄や先島諸島は雲の隙間から、もしくは観測は難しい可能性もあるという。

 また、24時間生放送の気象情報専門チャンネル「ウェザーニュースLiVE」は、2022年11月8日夜に皆既月食のようすを国内5か所から生中継する。

 皆既月食は月が地球の影に完全に隠れて、赤黒く変色した満月が見られる天体現象。日本全国で皆既月食が見られるのは2021年5月26日以来で、次回は3年後の2025年9月8日となる。今回は天王星食も同時に起こる。皆既月食と惑星食が同時に見られるのは1580年7月26日以来、442年ぶり。惑星食は肉眼では見えにくいため、双眼鏡や望遠鏡の使用が向いている。

 月食は全国どこでも同じタイミングで起こる。今回は月が地球の影の中心近くを通るため、皆既食の時間が比較的長くなる見込み。皆既食の始まりから終わりまでは約86分間。西のエリアほど月がのぼるのは遅く、開始時は月の高度が低いため、初めから観測する場合は空の開けた場所が向いている。

◆月食の時刻(全国共通)
部分食の始まり 18:09ころ
皆既食の始まり 19:16ころ
皆既食の最大 19:59ころ
皆既食の終わり 20:42ころ
部分食の終わり 21:49ころ

◆天王星食の時刻
那覇:潜入開始 20:13(部分食中)・出現開始20:54(部分食中)
東京:潜入開始20:41(皆既食中)・出現開始 21:22(部分食中)
札幌:潜入開始20:49(皆既食中)・出現開始21:47(部分食中)

◆「ウェザーニュースLiVE」皆既月食 特別番組
放送日時:2022年11月8日(火)18:00~
中継先(予定):なよろ市立天文台きたすばる(北海道)、星の村天文台(福島)、阿南市科学センター(徳島)、千葉市美浜区、当日の天気によりもう1か所

《藤本ゆう子》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集