税理士試験2022、合格者は5,626人…5科目合格620人

 国税庁は2022年11月30日、2022年度(令和4年度)税理士試験の試験結果を発表した。合格者は5,626人で、合格率は19.5%だった。そのうち5科目すべての合格者は620人。女性は合格者全体の3割にあたる1,691人だった。

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2022年度(第72回)税理士試験結果表(試験地別)
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 国税庁は2022年11月30日、2022年度(令和4年度)税理士試験の試験結果を発表した。合格者は5,626人で、合格率は19.5%だった。そのうち5科目すべての合格者は620人。女性は合格者全体の3割にあたる1,691人だった。

 第72回税理士試験は、2022年8月2日~4日に実施された。試験は、会計学に属する2科目(簿記論・財務諸表論)と税法に属する科目(所得税法・法人税法・相続税法・消費税法または酒税法・国税徴収法・住民税または事業税・固定資産税)のうち受験者の選択する3科目について行われる。ただし、所得税法または法人税法のうち1科目は必ず選択しなければならない。なお、税理士試験は科目合格制をとっており、受験者は一度に5科目を受験する必要はなく、1科目ずつ受験してもよいことになっている。

 2022年度は受験者数2万8,853人のうち、一部科目合格者が5,006人、5科目到達者が620人の計5,626人が合格した。前年度と比較すると0.7ポイント増加し19.5%となった。

 合格者の割合を学歴別にみてみると、「その他」が42.0%でもっとも多く、「大学在学中」29.8%、「高校・旧中卒」22.1%、「大学卒」18.6%、「専門学校卒」17.9%、「短大・旧専卒」13.8%と続いた。年齢別では「25歳以下」の合格者が30.9%で最多、約9割が40歳未満となっている。

 科目別に合格率をみてみると、「簿記論」23.0%、「固定資産税」18.4%、「住民税」17.2%が多く、その他の科目は11%以上~15%未満にとどまった。

 2023年度(令和5年度)第73回税理士試験は、受験申込期間が2023年5月9日~19日。試験は8月8日~10日、合格発表を11月30日に予定している。日程については、今後変更される場合があるため、詳細は必ず官報公告または官報公告以後に配布される受験案内により確認すること。官報公告日は2023年4月7日。


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《川端珠紀》

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