小学生の憧れの人…3位アーニャ・2位お母さん・1位は?

 ベネッセコーポレーションの、2022年の出来事や将来に関する小学生の意識調査を実施し、ランキングを公開した。各ランキングからは、日常生活が戻り、身近な人々との交流の機会も徐々に増えていく中で、子供たちが明るく充実した日々を送っているようすが伝わってくる。

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小学生の憧れの人ランキング2022
小学生の憧れの人ランキング2022 全 8 枚 拡大写真

 ベネッセコーポレーションは、2022年の出来事や将来に関する小学生の意識調査を実施し、ランキングを公開した。各ランキングからは、日常生活が戻り、身近な人々との交流の機会も徐々に増えていく中で、子供たちが明るく充実した日々を送っているようすが伝わってくる。

 調査は「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生の会員を対象に2022年11月11日~24日に実施したもの。調査人数は1万3,816人で、このうち女子9,238人、男子3,691人、性別無回答887人となっている。

 小学生の憧れの人の1位は「友達」290票で、勉強やスポーツが得意なところ、2位の「お母さん」236票は、優しさや毎日がんばっているようすに憧れる声が多くみられた。3位の「アーニャ」210票は、人の心が読めるところやかわいさが憧れの理由として多かった。2020年の調査開始以来、アニメの登場人物やアイドルが上位に多く入っていたが、今年の上位には「友達」「お母さん」「好きな人」と身近な人がランクイン。今年は外出やイベントの自粛が緩和され、身近な人々との交流の機会が戻ってきたことが影響しているようだ。

 小学生が今年もっとも印象的だったニュースの1位は「安部元総理銃撃」1,397票、2位は「ウクライナとロシアの戦争」609票、3位は「King&Princeのメンバーの脱退」526票となった。小学生の好きな芸能人のことだけでなく、時事ニュースが多く上位にランクイン。「円安についてお母さんがぶつぶつ言ってました」等、家族との会話からニュースを知るようすや「自分と同世代の子ども達が戦争で苦しんでいるのを見て平和の大切さを知った」等、社会情勢を子供たちなりに切実にとらえているようすがうかがえる。

 小学生が今年もっともわくわくしたことは、1位「修学旅行」1,254票、2位「運動会」514票、3位「誕生日」319票となった。トップ10には、「宿泊体験学習」「林間学校・臨海学習」「遠足」等、学校行事が多数ランクインしている。

 「〇〇しか勝たん!キミにとって〇〇とは何?」という問いには、もっとも多く聞かれたのが「推ししか勝たん!」という回答(702票)で、「推し活」がブームとなっているようすがうかがえる。特にゲームが人気で、1位の「スプラトゥ―ン」の他「ゲームしか勝たん!」という回答も516票を集め、生活に欠かせない楽しみとなっているようだ。動画サイトでゲーム実況をする「カラフルピーチ」も8位にランクインしている。

 小学生に今年一番流行った言葉の1位は「それってあなたの感想ですよね?」415票で、ひろゆき氏の真似をしながら言い合うのが小学生のブームのようだ。2位は共感を示す相槌「それな」395票、3位は「ギャルピース」370票がランクイン。

 小学生のなりたい職業ランキングは、調査を開始した2020年から3年連続で「ユーチューバー」1,374票が1位となった。2位の「漫画家・イラストレーター・アニメーター」1,167票は、2021年から「芸能人」を上回る傾向が続いている。


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《中川和佳》

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