ジャストシステムは2022年12月13日、日本漢字能力検定協会が主催する「今年の漢字」に応募したスマイルゼミ小学生会員のデータを集計した結果、「楽」が2年連続1位であったことを発表した。トップ5は「楽」「二」「悲」「戦」「新」。
ジャストシステムは11月10日~16日、スマイルゼミ小学生会員を対象に、日本漢字能力検定協会が主催する「今年の漢字」を募集した。有効回答数5万2,307人。
内容を集計した結果、小学生が選んだ「今年の漢字」の1位は、2年連続で「楽」。2位に「二」、以下「悲」「戦」「新」と続いた。小学生にとっても、国内外におけるニュースの影響を感じられる結果となった。
小学生の選定理由として、1位の「楽」では、新型コロナウイルスによる行動制限が緩和され、楽しい出来事が増えたという内容が多くみられた。
「二」は成人年齢が20歳から18歳に2歳下がったこと、「悲」「戦」は戦争や悲しい事件が多かったこと、「新」は世の中が変わり新しい時代になった、といった理由があげられた。
2年連続で「楽」が1位となったことから、明るいニュースばかりではない中でも、子供たちは日々新しい発見や経験の中から楽しみを見出していると言えそうな結果となった。
日本漢字能力検定協会の山田昌哉氏は「『楽』は2年連続での1位となりました。選んだ理由として、コロナ禍による行動制限がなくなったことや身近な出来事をあげるコメントが多く見られました。国内外で衝撃的な事件やニュースが多い中でも、子供たちは日常を楽しんでいたということがわかります。今年も多数の子供たちが『今年の漢字』に参加してくださいました。応募を通じて、漢字を考えたり、調べたりしたことと思います。漢字の面白さをたくさんの子供たちに感じてもらえたら大変嬉しく思います」とコメントした。
◆小学生の選ぶ「今年の漢字」
1位「楽」
2位「二」
3位「悲」
4位「戦」
5位「新」
6位「年」
7位「幸」
8位「笑」
9位「一」
10位「死」