コロナ対策で学校休む、受験生の保護者の6割以上が理解あり

 明光ネットワークジャパンは、中学3年生の子供をもつ保護者を対象に「受験生のサポートに関する実態調査」を実施し、結果を公開した。

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コロナ対策で受験生の子供が学校を休むことをどう思うか(n=880・単一回答方式)
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 明光ネットワークジャパンは、中学3年生の子供をもつ保護者を対象に「受験生のサポートに関する実態調査」を実施し、結果を公開した。

 調査は、2022年12月27日~12月29日、中学3年生の子供をもつ全国の保護者対象に、インターネットで実施した。有効回答数は、子供は受験しないと回答した者を除く880名。

 コロナ対策として受験生の子供が自主的に学校を休むことについてどう思うか質問したところ、62.3%が「理解できる」(理解できる25.6%、どちらかというと理解できる36.7%)と回答した。

 子供の睡眠時間については、約8割が「把握している」(把握している38.1%、どちらかというと把握している40.9%)となっており、子供の受験の為に意図的に生活リズムを整えている保護者は半数以上(整えている18.1%、どちらかというと整えている37.0%)となった。また、年末年始のイベント(旅行や帰省等)については、7割以上が「配慮する」(配慮する39.3%、どちらかというと配慮する33.6%)という結果になった。

 受験生サポートで保護者が大変だと感じることの最多回答は「モチベーション管理(47.4%)」、次に「体調管理(47.3%)」、「コロナ対策(41.5%)」と続く。受験生サポートで保護者が感じるストレスの最多回答は「子供の勉強に対する姿勢(37.0%)」、ついで「子供の成績(34.5%)」、「感染症(新型コロナウイルスやインフルエンザ等)についての不安(34.1%)」と続く。一方でストレスを感じないと回答した者は15.7%であった。

 受験生の家庭の風邪、コロナ対策について尋ねたところ、最多回答は「うがい・手洗い」、「うがい・手洗い(75.7%)」、次に「消毒(手)(56.0%)」、「定期的に換気(42.6%)」となった。最後に、家庭内でのコロナ対策についてどのように感じているか質問したところ、53.1%が「不安に感じる」(不安に感じる、どちらかというと不安に感じる)と回答している。本番直前、受験生の子供のために、年末年始のイベントを配慮したり、さまざまなコロナ対策を実施したりしても、保護者の不安はなくならないようだ。

《中川和佳》

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