小田急電鉄(小田急)は1月16日、50000形VSEの展望席で「XR」と呼ばれるデジタル先端技術の世界を体験できるモニターツアーを2月に開催すると発表した。
XRとは仮想現実のVR、拡張現実のAR、複合現実のMRの総称で、小田急では2022年11月、新宿駅西口に「移動そのものの楽しみ方や移動の目的となるリアルの場でしか味わえない価値を高めるテクノロジーとして、XR技術を活用しこれまでにない新しい体験を生み出していきます」として、国内初のXR特化施設である「NEUU」を開設した。
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このツアーはその延長上で行なわれるもので、現実世界の様子を投影するバススルー機能を搭載したVRゴーグルを装着することで、リアルなVSEの前面展望に重ね合わせるように、江戸時代から続く信仰文化で日本遺産に登録されている「大山詣り」のXR映像を楽しむことができる。
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実施日は2月18・19・23日。2月18日は新宿9時50分発、それ以外の日は新宿9時50分発または13時50分発の体験列車に乗車し、登戸付近から相模大野付近までのおよそ20分間体験できる。
各列車、申込み時点で16歳以上の10人(計50人)を募集。申込みは1月29日まで地域密着型サービスプラットフォーム「ONE(オーネ)」のウェブサイトで受け付ける。申込み多数の場合は抽選となる。参加は無料。