デジタル社会の実現に向けて日本の教育現場ではICT利活用が一気に進み、子供たちの学び方が大きく変わってきた。その中で子供の成長に合わせて家庭の学習環境をアップデートするためにお勧めなのが、アイケアモニター。視界が広がり、良い姿勢もキープしながら目を守ってくれるアイテムだ。
情報活用やプログラミング、データサイエンスなどを学びながら、IT分野に関連する大学・学部への進学を目指す理系高校生3人に、BenQのアイケアモニターGWシリーズ最新製品「GW2790QT」体験してもらった。本記事では座談会のようすをレポートする。
ITに触れながら興味を伸ばし、理系の高校に進学
座談会に参加した高校生3名は、同じ高校の理系コースで学ぶ同級生。開封、組み立てから、自身のパソコンに接続して試してもらいながら、現在学んでいることや、アイケアモニター「GW2790QT」を使ってみた感想を聞いた。
Kさん:数学好き、ガジェット&IT好き
Mさん:数学好き、Webデザインに興味あり
Sさん:物理好き、ロボット開発者志望
※3人はいずれも同じ高校の理系コースに在学中の2年生(2022年2月現在)
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新製品アイケアモニター「GW2790QT」は、5分で簡単に組み立てが可能だ。ドライバーも必要ない。高校生たちはまず箱から3つのパーツを取り出して難なく組み立て、モニターを縦にしたり、ノートパソコンとつないだりと試してみた。
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アイケアモニターGWシリーズの最新型「GW2790QT」は、USB Type-C 接続口がモニター下部と背面の2か所と前モデルよりも増え、画面モード等を設定するコントローラーもジョイスティックタイプになるなど、さらに使いやすくなっている。解像度はフルHD(1920×1080)から2K QHD(2560×1440)に広がり、ノイズキャンセリング付きマイクとノイズフィルタースピーカーも内蔵。本体カラーはホワイトに一新され、見た目もフレッシュに進化した。
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--理系の高校に進学した理由を教えてください。今取り組んでいる研究は?
Kさん:数学が好きで、理系に特化した高校を選びました。全生徒が1年生から研究課題を考えて3年間研究したことを3年時に発表をするのですが、僕はMくんと一緒に、写真を断続的に撮影して、寝ている人や、動きがないところを探知し、記録するシステムを協働研究しています。病院などにデータを提供し、入院患者のモニタリングなどに活用してもらう仕組みです。
Mさん:将来IT系の仕事に就きたいので、高校生のうちに理系分野の知識を深められればアドバンテージがあると考えて選びました。Kくんと一緒に行っている研究は大変ですが面白いです。
Sさん:ロボットに興味があり専門的な知識や技術を身に付けたくて理系の分野に特化した高校に入りました。アニメのキャラクターが頭に装着するだけでシステムとリンクできるという設定を見たときに、そうした脳や神経系とコンピュータをつなげることに興味をもったことがきっかけで、今はロボット義手の研究に取り組んでいます。
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--皆さんパソコンを使いこなしているようですが、パソコンや外付けモニターはいつごろから使っているのでしょうか。
Kさん:小学4年生の誕生日にノートパソコンをもらいました。中学2年生のころに自分のデスクトップパソコンを買ってもらったので、ノートパソコンは弟に譲り、そのときからデスクトップパソコンと23.5インチのモニターを使っています。
Mさん:小学生のころから自宅にデスクトップパソコンがあったので、インターネットで調べものをしたり、動画を観たりしていました。小学校でもパソコンクラブに入っていたので、パソコンやモニターはずっと身近にありました。今はノートパソコンとデスクトップパソコンとモニター、両方を使っています。
Sさん:小学5年生のときに、自分専用のデスクトップのパソコンを買ってもらいました。当時はマインクラフトやスクラッチをやっていました。中学2年生のときから、モニターを2台に増やして使うようになりました。ゲームをしながらWebサイトで情報を見たり、Webサイトで情報を見ながらプログラミングしたりといった感じで使っています。
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高校ではICTの利用頻度は高く、より専門的に
--GIGAスクール構想による1人1台端末が小中学校で整備されたのは、皆さんが小中学校卒業後ですよね。その前から自宅ではモニターもパソコンも使っていたということですね。高校に入ってからはどれくらいの頻度でパソコンを使っていますか。
Sさん:小中学生のころは学校でパソコンを使うのは年に数回、中学生の終盤でロックプログラミングの授業がありましたが、学校では日常的には利用していませんでしたね。
今は家でほぼ毎日、研究課題や提出物を作成しています。取り組んでいる最中にスマホを使うと集中力も作業も途切れるので、2台のモニターを並べて音楽を聴きながら課題をやることが多いです。プログラミング、機械設計に必要な3D CADなど、何でもとにかくパソコンを使いますね。
Kさん:小学校では週に数時間だけパソコンを触る時間があり、中学校でも技術・家庭で少し使いましたが、高校生になった今は、ほぼ毎日家でも学校でも使っています。
パソコンはスマホよりも画面が大きく多くの情報を扱いやすいので、課題をやったり、調べものをしたり、SNSを見たり、オンラインのカードゲームに使ったり大抵モニターの前にいます。うちの学校では自分のノートパソコンを学校に持っていくことを許可されているので、使っている人も見かけます。
Mさん:小学生のころに所属していたパソコンクラブは週1回程度、中学校でも調べ学習やプログラミングの授業で使いましたが、学校でも家でも頻繁には使っていませんでした。
高校生になってからはSくん、Kくんと同じで毎日使っています。いろいろなサービスのアカウントをスマホとパソコン両方で使えるよう連携しているので、パソコンはスマホの拡張版として使っている感じです。調べもの、授業動画視聴、課題、ゲーム、SNSチェックなど、勉強にも娯楽にも使っています。
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アイケア、縦型画面、ノイズキャンセリングなど充実の機能満載
--今日使っていただいた「GW2790QT」の感想を教えてください。
Mさん:このモニターでは、コーディングモードや本を読むモードなど用途によって簡単に色味を変えられるのが良いですね。またモニターの明るさが部屋の明るさによって自動で変わるのも、目に優しくて使う人のことを考えているんだなと感じました。
Sさん:僕は内蔵マイクのノイズキャンセリング機能がすごく良いと思いました。さらに自分が話している声だけでなく、話している相手の声もきれいに聞こえるノイズフィルタースピーカーも内蔵されているんですよね。相手の入力時の音質が良くなくても、受け取る段階で聞きとりやすく変換してくれるのはかなり革新的だと思いました。
またタイマーで長時間使用を抑制する「Eye-CareU(アイケアユー)」も良いですね。プログラミングをしていると、ついつい長時間スクリーンを見続けてしまうので、目を休ませたほうが良いタイミングで教えてくれるのは助かります。
Kさん:モニター画面の角度を簡単に変えられるのは便利ですね。Twitterや検索画面など情報量が多いものは縦画面で見る方が良いので活用できそうです。他のモニターだとネジで向きを変えるものやアームを別に買う必要があるタイプもあるのですが、このモニターはとても楽ですね。
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Mさん:課題作成などでMicrosoft Word を使うときも縦画面の方が見やすいかな。Microsoft Excelなどのスプレッドシートも、大量のデータを扱うときに使うフォーマットは縦の方が作業しやすいように思います。
Sさん:プログラミングはコードを書き連ねると縦に伸びるので、縦型のモニターは確認しやすいですね。
Kさん:USB Type-Cからノートパソコンに給電(65W)でき、パソコンの電源ケーブルが不要なのもとても便利です。学校でもこうしたモニターが共用スペースにあると持ち物も減るので良いなと思います。
Mさん:スマホとかBluetoothイヤホンも、このモニターがあれば充電できますね。
--今の高校生はたくさん充電が必要なデバイスを持ち歩いていますよね。
Kさん:僕はモバイルのWi-Fiルーターを持ち歩いています。
Mさん:僕はモバイルバッテリーも持ち歩いていますね。スマートウォッチや電子辞書を充電している人も学校でよく見かけます。このモニターがあれば、自分のデスク周りの配線がごちゃごちゃにならずにきれいに配置できるのも良いですね。
プログラミングから娯楽まで、できることを拡張する「GW2790QT」
--多機能の「GW2790QT」外付けモニターが自分のデスクにあると良いと思いますか。
Kさん:はい、自分の机にほしいですね! 今使っているものよりも画面のサイズが大きくて見やすいですし、ノートパソコンとダブルスクリーンで使えば一度に見られる情報量が増えて課題などの効率も上がると思います。この本体カラーのホワイトも目新しくておしゃれですね。インテリアとしても映えるので自分の部屋に置きたくなります。視力の低下も感じているので目も大事にしたいですね。
Mさん:大画面のモニターを使うことで、調べものをしたり、ゲームもできたり、映像も観られたり、コーディングもできたり、できること・やりたいことががさらに広がっていくと思います。最近はWebデザインに興味があって、デザインやhtmlコーディングの勉強をして個人的にWebサイトを制作していることもあり、画面に向かう時間が増えているので、輝度を自動調節してくれたり、適切な画面モードに変えられたり、目を守ってくれるアイケアモニターは助かりますね。
Sさん:簡単に自分の視線に合う高さや角度、向きに調節できるので、下ばかりを見なくなり良い姿勢をキープできそうです。
最近、学校の課題以外に独学でプログラミング言語「C++」を勉強しているんですが、集中するとついつい長い時間画面を見てしまいます。長時間画面に向き合った後は遠くのものが見えにくくなるように感じるので、「GW2790QT」のアイケア機能はありがたいですね。できる限りスマホのような小さい画面を見る時間を減らして、大きな画面を使いたいと思いました。
--ありがとうございました。
理系高校生の日常にはプログラミングや研究活動、SNSでのコミュニケーション、ゲームなど、ICT利活用がどんどん浸透している。スクリーンタイムの増加で、子供の目の健康や姿勢や疲れなど保護者も気になるところだろう。こうした子供の健康面を守るためにも、より快適な学習環境を整えるためにも、アイケアモニター「GW2790QT」の利用をお勧めしたい。
理系高校生3人に聞いた、BenQのアイケアモニター「GW2790QT」5つのお勧めポイント
1.USB Type-C接続は、画面の出力とパソコン本体への給電(65W)が可能
ノートパソコン本体への給電と画面の出力の双方がケーブル1本でできるUSB Type-Cの接続口が背面に1つと、さらにスマホやイヤホンなどの充電に便利なUSB Type-Cの接続口が手前のスピーカー付近にもう1つ増えた。理系高校生3人が「USB Type-C接続があればなんにでも使える」と言うほどありがたいもの。ケーブルは少なくすっきりとデスク環境を整えられる。
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2.高校生のスクリーンタイム増大による目の負担を減らすアイケア機能
研究活動やプログラミング、学習動画の視聴など、高校生のスクリーンタイムは増加中。活動に適した画面モードの設定(コーディング、電子読書、映像視聴など)やブルーライトカット、明るさの自動調整「ブライトネスインテリジェンス(B.I. Gen2)」、ちらつきがないフリッカーフリーといった機能が目を守る。新しくなった「B.I. Gen2」では、カラーモードごとに起点となる明るさを調整することが可能に。これまでの「B.I.」だと少し眩しいと感じていた場合は、全体的な明るさレベルを落とすことで、より好みにあった使用感に調整できる。
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3.育ち盛りの高校生に姿勢は重要。高さや角度の調節がしやすい「エルゴノミクスデザイン」
資料作りやプログラミングに多くの時間を費やすため、成長期での体の負担が心配。スウィーベル(左右20度)やチルト(上下-5度/20度)機能、回転(90度)機能で、フレキシブルに高さや角度を調整すれば自分の好みに合わせて学習環境を整えられる。
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4. プログラミングや研究活動に最適な縦長画面&コーディングモード
高校生はプログラミングや情報検索、研究資料の作成など、コンテンツが下方に伸びて縦スクロールを利用する場面が多い。簡単操作で縦型にできるのは心強い。コーディングモードならば細かい文字の色分けがわかりやすく、コードの記述時や確認時に見やすく効率もアップする。
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5. オンライン授業でもクリアな音質の内蔵ノイズキャンセリング機能
アイケアモニター本体に内蔵されているマイクは高性能ノイズキャンセリング機能を搭載。さらにノイズフィルタースピーカーが、相手の音も聞きやすくしてくれるので、オンライン授業や研究で遠隔での話し合いを行う際にも、話す相手の声も自分の声もクリアでストレスがなく参加できる。
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最新アイケアモニター「GW3290QT」(32インチ)
ライフイズテック椎木氏に聞く中高生のプログラミング教育最前線
自分で創ることから学ぶスタイルで、AI・データサイエンス分野で主流の言語「Python」や、AI活用による問題解決まで学べる全国中高導入数No.1(*)のプログラミング学習教材「ライフイズテック レッスン」を開発するライフイテックのエンジニア椎木亮成氏に、これからのITに関する教育や、外付けモニターの学習活用のアイデアについて話を聞いた。*日本マーケティングリサーチ機構調べ。調査概要:2020年12月期実績調査・2021年1月期ブランドイメージ調査
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現在、学校の教育現場では、GIGAスクール構想の実現により、1人1台情報端末が配置されています。また、情報教育の分野では、小学校からのプログラミング必修化、中学校のプログラミング教育の拡充、高校では「情報I」必履修によって、プログラミングやデータサイエンスなど、いわゆる理系寄りの内容を全員が学ぶことになるなど、子供たちの学びに大きな変化が起きています。さらに、2025年度大学入学共通テストの教科に「情報」が加わることや、データサイエンスに関する学部の新設が目立つことなど、Society5.0の社会で求められる力につながる新しい「学び方」が広がっています。
ライフイズテックが開発を進めている「ライフイズテックレッスン」は、ものづくりを通して、創造力を育み、問題解決ができるデジタルスキルが身に付く教材として、現在約50万人以上の中学・高校生に利用いただいています。今回試させていただいたBenQのアイケアモニター「GW2790QT」は、目の健康に配慮し、独自のアイケア技術・機能を搭載した外部モニターとしてさまざまな工夫が凝らされ興味深く感じました。「学び方」が変化している今、機器による快適な環境は、学習体験自体も変わりうる重要なものになると思います。
最新アイケアモニター「GW2790QT」(27インチ)
最新アイケアモニター「GW3290QT」(32インチ)