保護者の99%がサポートする大学受験…親子でスマートに情報戦を制するには?

 大学受験に向けて保護者は何をいつから準備すれば良いのだろうか。ネット上にあふれる情報の中から必要なものを収集し、大切な手続きを滞りなく進め、ほど良い距離感でわが子に伴走するには? UCARO familyの調査結果から保護者のサポートのあり方と戦略を探る。

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保護者の99%がサポートする大学受験…親子でスマートに情報戦を制するには?
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 今年の受験シーズンもピークを過ぎた。3回目を迎えた大学入学共通テスト(旧センター試験、以下、共通テスト)の出題傾向や分析結果など多くのニュースを目にし、大学受験を控えるわが子を案じる中高生の保護者も多いだろう。そうした報道を見てもわかるとおり、昨今の大学受験は保護者世代とは大きく異なり、入試の制度や内容も非常に多様化し、いわば「情報戦」と化している。

多様化する入試制度

 昨今の大学入試の変化は著しい。たとえば内容に関しては学習指導要領改訂により、共通テストを中心に従来の「知識・技能」に加え、「思考力・判断力・表現力等」が求められる内容に改革が進み、2025年度からは新課程の「情報I」も教科に追加される。情報活用能力の習得やデジタル人材の育成は国の大きな目標となっており、全国の大学で情報系学部の新設が相次ぐなど、大学での学び自体も大きく変わりつつある。

 また入試制度および選抜方法についても、周知のとおり国公立・私立によって大きく異なる。同じ大学であっても、一般選抜(旧一般入試)だけでなく、昨今受験者数を伸ばしている総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)など、学部・学科ごとに試験内容や入試方法が異なるケースも多いため、志望校・志望学部ごとの対策が必要だ。

 このように、一口に「大学入試」と言っても、検討する要素が多岐に渡る。合格可能性を高めるために必死に学業に向き合う受験生のわが子に、細かな情報収集や検討もすべて背負わせるのは、あまりにも酷というものだろう。子供の大学受験に向けての保護者のサポートは、今やお金の準備だけではなく、ネット上にあふれる情報の中から必要なものを選択し、わが子と共有し、相談しながら伴走することなのではないだろうか。

 オープンキャンパスの日程や入試制度出願期間各種手続きの期間など、かつては「紙」だった情報がすべて「ネット」にある。情報の海から必要なものを取捨選択し、子供と良い関係を保ちながらも手ぬかりなく伴走するためには、いつ、どこから準備を始めると良いのだろうか。大学選びから入学手続きまで、どんな情報管理が必要だろうか。

 UCARO familyがユーザーである保護者を対象に実施したアンケート調査(2022年4月実施)から、保護者による大学受験準備のフォローの実態と、その効率的な方法について探る。

受験準備は高校1~2年からが半数以上

 UCARO familyは、ODKソリューションズが展開している受験生と保護者が連携して受験情報をシェアできるサービス。同サービスが実施した保護者アンケート調査によると、「いつから大学受験の準備を始めたか」の質問では、「高校1年生」が18.7%、「高校2年生」が35.3%、「高校3年生」が44.9%となっており、保護者の半数以上がすでに高校1~2年生で大学受験の準備をスタートしたとされる。また、その他自由回答では「中学生」「小学生」といった回答もあった。大半の家庭において、受験生本番となる高校3年生になるよりも前に、先んじて大学受験の準備を始めていることがわかる。

受験準備のスタートは高校1・2年生から(2022年4月 UCARO familyアンケート調査結果より)

ほぼすべての保護者が受験をサポート、入金・出願など手続きは必須

 では、保護者は子供の大学受験に際して、具体的にどのような準備やサポートをしていたのだろうか。同アンケートの結果をみると、受験時のサポートについて聞いた項目では、「入学検定料の支払い振込」92.6%「入学手続金の支払い振込」88.8%といった費用の支払いはもちろん、「出願手続のサポート」87.4%「入学手続のサポート」83.7%といった手続き関連などは8割以上の保護者がサポートをしていた。さらに、「受験スケジュールの管理」70.9%などの回答が多かったほか、自由回答では「受験期のホテル手配、交通機関の手配」などもあった。保護者は金銭面をはじめ受験の各種手続きのサポートを幅広く行っており、受験に積極的に関わっている傾向が見てとれる。

99%の保護者が子供の大学受験において何かしらのサポートを行っている(2022年4月 UCARO familyアンケート調査結果より)

 大学受験においては、志望校・志望学部ごとにこうした期日通りの入金や手続きなどが必要になるため、多くの情報をきちんと整理したうえで、正しく処理をするタスク管理能力が求められる。ただでさえ勉強で忙しい受験生がこうした事務作業まで手をかけるのには労苦が伴い、保護者のサポートが欠かせないだろう。事実、アンケートにおいても「特に何もしていない(受験生にまかせた)」という回答はわずか1.0%に留まり、ほぼ全員である99%の保護者が子供の大学受験において何かしらのサポートを行っている。

 今や情報戦となっている大学受験において、受験生の保護者には忙しい子供に代わって効率良く志望校の情報収集を行い、整理して共有し、出願や支払いなどをサポートするなどの積極的な関わりと支援が求められているのである。

受験情報を親子でシェアする「UCARO family」

 効率的にタイミング良く受験情報を得たい、子供と受験情報を共有したい、そしてそのためのサービスを欲する親子は多いだろう。多くの保護者に選ばれ、活用されている、家族間受験情報シェアサービス「UCARO family」を紹介しよう。

 UCARO familyは、受験生向けポータルサイトのUCAROと連携し、家族で受験情報をスムーズに共有できるサービス。スマホでいつでもわが子に関わる受験情報を確認できる、大学受験生の保護者向けのポータルサイトだ。UCARO familyに登録してUCAROの受験生アカウントと連携すると、UCAROに集まるさまざまな受験情報やUCAROで進めている出願等の手続きの情報がUCARO familyにも共有される仕組みになっている。

 たとえば、わが子がお気に入りに登録した大学からのイベント情報などのメッセージや、志望校の受験番号の照会や出願などの手続きの進行状況が確認できる。受験一覧や合否照会、入学手続き状況などの確認がスマホ1つでまとめて可能となり、わが子の大学受験における歩みが一目でわかるようになっているのだ(出願登録や各書類PDFダウンロード、入学手続き、成績照会は受験生向けUCAROへの会員登録およびログインが必要)。

UCARO familyは、受験生向けポータルサイトのUCAROと連携し、家族で受験情報をスムーズに共有できる

学費の振込忘れは御法度、合格発表直後にすべきサポート

 とりわけ、合格発表から学費納入締切までは案外タイトなスケジュールで進行することが多い。わが子の大切な合格を決して無駄にすることがないよう、スケジュール管理を徹底しておきたいところだ。

 そんな忙しい時期のスケジュール管理も、UCARO familyがあれば安心。合否照会や入学手続きの締切りなど重要なお知らせは通知が届き、また、「スケジュール」機能で管理できるのでうっかり忘れることがない。連携しておけば煩雑になりがちな各大学のオープンキャンパスから出願、受験料振込、受験日、合否照会、入学手続きまで、一連の予定や重要情報をすべて共有でき、スマホを片手に、大学選びから入学手続きまで、わが子の大学受験をスマートに伴走できる。同サービスの導入大学数は2022年12月現在、全国108大学にのぼる。

学校ごとのおびただしい情報を1か所に集めて簡単に整理

 また、アンケート結果をみると、保護者は「子供の志望校のオープンキャンパスや保護者説明会の情報をどのように収集していたか」について、「大学のホームページ」が79.4%と他を圧倒して最多となった。次いで「入学案内パンフレット」39.9%や「受験生を通して」24.5%、「高校や塾からの案内」23.4%となっており、多くの保護者は子供の志望する大学のWebサイトを1ページずつ確認し情報を得るか、周囲から受け取る情報をもとに志望校の情報を独自に集めているようだ。このことから情報収集における保護者の苦労がうかがえる。まして志望校や興味のある学部・学科が幅広い場合、そのひとつひとつの正確な情報を集めるのには膨大な時間がかかるだろう。

学校ごとのおびただしい情報を集めて管理するのは大変(2022年4月 UCARO familyアンケート調査結果より)

 その点、UCARO familyは受験情報が集まるプラットフォームとしての役目も果たしている。気になる大学を「お気に入り」登録しておけば、「学校一覧」から簡単にアクセスでき、出願日や受験日などの大事な日程を簡単に把握することができる。その都度個別の学校サイトにアクセスしなくても良い点で、タイムパフォーマンスに優れるうえ、「スケジュール」機能によりカレンダー形式で日程順にまとめて管理ができるため、大幅に効率化できる。また、オープンキャンパスや出願開始などの行事の案内はもちろん、大学によっては奨学金に関する情報なども、お気に入りの大学からの「メッセージ」として送られてくる。

 アンケートによると、保護者が「UCARO familyに登録しようと思った理由」は「受験生の受験状況を確認するため」が60.9%と半数以上を占め、次いで「大学からのメッセージを受け取るため」43.9%、「受験生の志望大学から案内があったため」42.6%、「大学のスケジュールを管理するため」25.3%などだった。保護者の気持ちとして、受験勉強で忙しい子供に直接聞かなくとも受験や手続きの状況を確認したい大学の公式情報をいち早く得たいという強い思いがあらわれており、そうした需要にUCARO familyが十分応えているといえよう。

勉強に忙しいわが子の手を煩わせない…スマートに情報を確認するツール

 UCARO family利用者の声をアンケートからみると、サービス全体の満足度は「満足」「やや満足」を合わせて77.5%となり、利用者の約8割はサービスに満足している結果となった。そして、利用頻度は「ほぼ毎日」が7.6%、「1週間に2~3回程度」が34.3%、「1週間に1回程度」が24.4%となり、週に1回以上活用している保護者が約7割を占めている。よく利用した機能は「受験一覧(受験生の受験状況閲覧)」が83.8%と圧倒的に多く、次いで「メッセージ」32.2%、「スケジュール」24.4%、「入学前準備サポート」20.7%などとなった。保護者ユーザーは頻繁にUCARO familyをチェックして、各校の情報に抜け漏れがないように注意している使い方が見てとれる。

UCARO family利用者の約8割がサービスに満足(2022年4月 UCARO familyアンケート調査結果より)

 保護者からは「受験生の子供と親が情報を共有できるこのシステムは、素晴らしいと思う。金銭管理は親がしたいし、日程管理は子供がすべきで、そのどちらの情報も双方が見て確認できれば、手落ちなく受験に臨め、入学に導いてもらえると思う」、「受験校を一括で把握でき、書類の到着や今どんな状況にあるのかもタイムリーにわかったので、大変ありがたかった」、「子供に何度も受験関係の事を聞かずに確認できて心強く感じた」などの評価が寄せられている。

受験という大きなライフイベントを乗り越えるには、「正確な情報の入手」と「親子の連携」がカギ

 勉強で忙しい受験生に、手続きの状況や大学情報を何度も聞き出して気を散らせたり、親子の関係が険悪になってしまっては本末転倒。受験生に負担をかけずに、良い家族関係を維持しながら、受験という大きなライフイベントを乗り越えるには、「正確な情報入手」と「親子の連携」がカギになる。そこで活躍するのが受験生向けポータルサイトのUCAROと保護者向けのUCARO familyの連携となるだろう。特に金銭面の手続きや締め切りなどは親のフォローがもっとも必要となるところであり、UCARO familyはそうしたきめ細やかな部分までサポートが可能となっている。

 子供が進む道を応援しながらも干渉しすぎず、ほどよい距離感で確実に受験情報を共有し、大学選びから合格後の手続きまでの状況を都度把握しながら伴走できる UCARO family(UCAROの受験生アカウントとの親子連携が前提)。受験期直前に慌てることのないよう、早めの準備で情報整理・共有を行い、親子で一緒にスムーズな大学受験準備を進めていきたい。

※『UCARO』は、株式会社ODKソリューションズの登録商標です。

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《羽田美里》

羽田美里

執筆歴約20年。様々な媒体で旅行や住宅、金融など幅広く執筆してきましたが、現在は農業をメインに、時々教育について書いています。農も教育も国の基であり、携わる人々に心からの敬意と感謝を抱きつつ、人々の思いが伝わる記事を届けたいと思っています。趣味は保・小・中・高と15年目のPTAと、哲学対話。

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