VEXロボティクス…日本代表に昭和女子大附属小中4人組選出

 三英が運営するロボット・プログラミングスクール「DOHSCHOOL」のロボコンコースに通う女子小中学生4人で結成されたチームが、2023年2月26日に開催された「VEX IQ Competition Japan Nationals」にて日本代表チームに選出された。

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表彰式のようす(デザインアワード授与)
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 三英が運営するロボット・プログラミングスクール「DOHSCHOOL」のロボコンコースに通う女子小中学生4人で結成されたチームが、2023年2月26日に開催された「VEX IQ Competition Japan Nationals」にて日本代表チームに選出された。5月にアメリカで開催される世界最大級のロボットコンペティション「VEX Robotics World Championship 2023」に出場する。

 VEXロボティクスは、世界中で導入が進むSTEM教育教材のリーディングブランド。コンピューターサイエンスを学習の軸とし、ハードウエア・ソフトウエア・カリキュラム・競技大会の4つの要素で構成。子供たちは毎年更新される競技大会の課題を攻略するために、ロボット工学やプログラミングに取り組んでいるという。

 世界大会の日本予選にあたる「VEX IQ Competition Japan Nationals」は、2月26日にTokyo Global Gateway主催により開催。今回は「Slapshot」という競技に、エレメンタリースクール(小学生)部門とミドルスクール(中学生)部門あわせて計24チームが参加。

 エンジニアリング・ノートブックの審査や英語でのチームインタビューを通じて、ロボットのデザインプロセスや機能性を評価する「デザインアワード」と、コントローラー操作によるロボットのドライビング技術で得点を競う「ドライビングスキルスマッチ」とプログラミングによる自律走行のみで得点を競う「プログラミングスキルスマッチ」の合計点を競う「ロボットスキルスチャレンジ」の合計得点で日本代表の座を競った。

 今回、DOHSCHOOLから参加したチーム「Laurels(ローレルズ)」は、ミドルスクール部門に出場。「デザインアワード」の受賞と「ロボットスキルスチャレンジ」2位という好成績を残し、日本代表チームに選出された。ローレルズのメンバーは、昭和女子大学附属昭和中学校に通う市川さんと、昭和女子大学附属昭和小学校に通う前島さん、小林さん、土屋さんの4人。前年に1人で世界大会に出場した経験を持つ市川さんの誘いでチームが結成された。

 メンバーはそれぞれ、ロボットビルダーやロボットデザイン、プログラマー、メインドライバー、サブドライバー、サポートメンバーといった役割を担う。4人は今後、日本代表として4月30日~5月2日に米国テキサス州ダラスのケイ・ベイリー・ハッチソン コンベンションセンターで行われる「VEX Robotics World Championship」ミドルスクール部門に参加。70以上の国と地域から出場する3,000チーム(ミドルスクール部門は800チーム)とともに競技に挑む。

 なお、VEX Robotics World Championshipの大会スポンサーには、Google、NASA、Tesla、Mathworks、T-Mobileといった企業が並んでいる。

《畑山望》

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