アクサ生命保険は、「金融経済教育とライフマネジメントに関する調査2023」を実施し、結果を公開した。高校生の子供に金融経済教育で学んでほしいと思うことTOP3は、1位「金融・経済の仕組み・事情」、2位「社会保障制度・税金の仕組み・事情」、3位「生活設計・ライフプランニング」となった。
調査は、ネットエイジアリサーチのインターネットモニターで、高校生の子供がいる全国の30歳～69歳の男女を対象にインターネットで実施した。調査期間は2023年3月1日～2日で、有効回答数は1,000人。
高校生の子供が高校で受ける教育として、自身が重視するものの最多は「外国語教育」45.1％で、「情報教育（プログラミング教育を含む）」35.8%、「職業・キャリア教育」29.5%、「国語教育」「理数教育」いずれも27.2%、「道徳教育」26.9%、「金融経済教育」25.9%と続く。
次に、2022年4月から、高校で金融経済教育が必修になっていることを知っていたか聞いたところ、「知っていた」は27.4％、「知らなかった」は72.6％となった。高校生の子供が高校で受ける教育として、自身が重視するものをみると、金融経済教育が必修化されたことを知っていた人（274 名）では「外国語教育（57.3%）」と「情報教育（50.0%）」についで「金融経済教育（44.9%）」が3位となっており、金融経済教育に対する期待度の高さがうかがえる。
高校生の子供に金融経済教育で学んでほしいと思うことを聞いたところ、「金融・経済の仕組み・事情」47.5%が最多で、「社会保障制度（社会保険等）・税金の仕組み・事情」44.6%、「生活設計・ライフプランニング」43.6%、「資産形成・資産管理」40.0%、「ローン・クレジットの利用・選択」34.8%と続く。
また、金融経済教育で学びたいと思うことを聞いたところ、自身が学びたいと思うことでは、1位「資産形成・資産管理」37.3%、2位「株式・債券の利用・選択」30.5%、3位「生活設計・ライフプランニング」28.9%となった。他方、親子で一緒に学びたいと思うことでは、1位「生活設計・ライフプランニング」31.5%、2位「資産形成・資産管理」28.0%、3位「金融・経済の仕組み・事情」25.7%となった。学びたい人の割合をみると、「自身が学びたい」は76.2%、「親子一緒に学びたい」は74.0%となった。
お金に関する教育について教えるのは親の役目か学校の役目か尋ねると、「お金の使い方」は「親の役目」が97.1%、「お金の貯め方」では「親の役目」が95.4%となった。大多数の人は、普段のくらしでお金をどのように使うか、どのように貯めるかということを子供に教える役割は、学校ではなく親が担うと考えていることがわかった。
高校生の子供とお金の話をすることがあるか、話をすることがある場合はどのような内容の話をするか聞いたところ、話をすることの有無については「お金の話をする」が80.4%、「お金の話はしない」が19.6%となった。話の内容については、「お小遣い」54.1%がもっとも高く、「お金の使い方」39.1%、「進学費用」34.6%、「学校の授業料・習い事代」32.6%、「キャッシュレス決済」26.4%と続く。
高校生の子供の大学進学費用について、どのくらいの金額をイメージしているか聞いたところ、「受験費用（願書代・受験料・交通費・宿泊費等）」は平均23.8万円、「入学金」は平均51.5万円、「1年間の授業料等（授業料・施設費・実習費等）」は平均101.1万円、「1年間の教科書・教材費用」は16.7万円となった。
最後に、金融経済教育やライフマネジメントをテーマに、イメージにあうアニメ・マンガのキャラクターは何かを質問した。子供の金融経済教育の先生になってほしいアニメ・マンガのキャラクターは、1位「ドラえもん／ドラえもん」、2位「江戸川コナン／名探偵コナン」、3位「フグ田サザエ／サザエさん」、4位「アンパンマン／それいけ！アンパンマン」、5位「モンキー・D・ルフィ／ONE PIECE」となった。また、ライフマネジメントがしっかりできていそうなアニメ・マンガのキャラクターを聞いたところ、1位「ドラえもん／ドラえもん」、2位「江戸川コナン／名探偵コナン」、3位「フグ田サザエ／サザエさん」、4位「出木杉英才／ドラえもん」、5位「源静香／ドラえもん」と、TOP5にはドラえもんに登場するキャラクターが多くあがった。
調査の詳細は、Webサイトで閲覧できる。
