新入社員調査「リモートと出社のハイブリッド」最多

 ジェイックは2023年5月23日、新入社員研修アンケートの調査結果を公開した。「リモートと出社のハイブリッド」がトップ、「出社して働きたい」が2022年より増加した。

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「リモートワーク・在宅勤務等」の働き方をしてみたいと思いますか?
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 ジェイックは2023年5月23日、新入社員研修アンケートの調査結果を公開した。「リモートと出社のハイブリッド」がトップ、「出社して働きたい」が2022年より増加した。

 調査は、2023年3月31日~4月17日の期間、ジェイックの新入社員研修「仕事の基礎の基礎」「新入社員研修『PRO』」の受講者に行った。回答者数は708名。

 「リモートワーク・在宅勤務等の働き方をしてみたいと思いますか?」の質問に対し、「リモートワーク・在宅勤務と出社のハイブリッドで働きたい」が45.1%で最多。ついで「出社して働きたい」が28.7%の結果となった。

 2022年と比べると、「出社して働きたい」が5.8ポイント増と、最大の伸びをみせた。次に「リモートワーク・在宅勤務と出社のハイブリッドで働きたい」が1.5ポイント増。対して、「完全リモートワーク・在宅で働きたい」は3.8ポイント減、「今の時点では判断できない」が3.4ポイント減という結果となった。

 2023年入社の新入社員は、新型コロナウイルス感染症の5類移行により、行動制限がなくなったことで、対面コミュニケーションの楽しさ、メリット等を実感していることが考えられる。「社員の方や同期と会えてうれしい。もっと交流したい」という声が例年より多かったという。また、大学等でのオンライン授業等で、リモートコミュニケーションのメリットやデメリットを経験しているため、顔をあわせてコミュニケーションを取り、職場の文化や風土をより早く理解できる「出社」のメリットを感じているという。

 「フリーランスの働き方を将来的にしてみたいか」の質問に対しては、「あまりそう思わない」が29.7%とトップとなった。「まったく思わない」の12.1%をあわせると、約4割の新入社員が、現時点でフリーランスの働き方を望んでいないことがわかった。

 理由は、フリーランスとして活躍できる専門性が、現在は乏しい。他に、経済的に不安定、仕事やマネジメントの自己管理等に、想像ができないのではないかと考えられる。ジェイックの東宮美樹副部長は「コロナ禍でのリスク回避・安全策に動いてきた社会、先行き不透明な中で大きな打撃を受けた企業を多く見てきた新入社員たちは、むやみにリスクを冒して新しいことに挑戦することを回避する傾向が強くなっている」とコメントしている。

《宮内みりる》

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