NHK「らんまん」モデル、牧野富太郎の植物標本展示…都立大

 東京都立大学の牧野標本館は2023年7月15日~9月30日、別館 TMUギャラリーにて企画展「『日本の植物分類学の父』牧野富太郎博士が遺したもの」を開催する。入場無料。

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企画展「『日本の植物分類学の父』牧野富太郎博士が遺したもの」
企画展「『日本の植物分類学の父』牧野富太郎博士が遺したもの」 全 2 枚 拡大写真

 東京都立大学の牧野標本館は2023年7月15日~9月30日、別館 TMUギャラリーにて企画展「『日本の植物分類学の父』牧野富太郎博士が遺したもの」を開催する。入場無料。

 牧野標本館は、植物系統分類学および関連分野の研究資料センターとして役割をもつ日本を代表する標本館の1つ。1958年に牧野博士が生涯をかけて収集した植物標本約40万点が東京都立大に寄贈されたのを受け、理学部に設置された。現在では牧野標本約16万点を核に、国内外の標本約50万点を収蔵しているという。

 今回開催される企画展では、牧野博士の採集品に加えて、博士から教えを受けた人が作成した標本や、創意工夫で作成した最近の植物標本などを公開。現在すでに野外では見ることができない絶滅した植物など貴重な標本を見たり、ひたすらに植物を探求し続けた牧野博士の情熱を感じ取ったりできる内容になっているという。

 開催期間は、7月15日~9月30日。ただし、日曜・祝日、8月12日、燻蒸期間(8月25日~9月3日)は休館。100年以上経過し、色あせてもなお人々を魅了する牧野標本を、ぜひ自身の目で確かめてほしい。

 なお、2023年4月より放送中のNHK連続テレビ小説「らんまん」は、植物学者・牧野富太郎の人生がモデル。幕末から明治、大正・昭和の混乱の渦中で、愛する植物のために情熱的に突き進んだ姿を描いているという。

◆企画展「『日本の植物分類学の父』牧野富太郎が遺したもの」
日時:2023年7月15日(土)~9月30日(土) 10:00~17:00
※日曜・祝日、8月12日(土)、燻蒸期間(8月25日~9月3日)を除く。ただし、9月23日(土・祝)は開館
会場:東京都立大学 牧野標本館別館 TMUギャラリー(東京都八王子市南大沢1-1)
入場料:無料

《木村 薫》

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