街の魅力度ランキング…2位神奈川県、2年連続総合1位は?

 大東建託は2023年10月4日、過去最大級の居住満足度調査をもとにした「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2023<都道府県版>」を発表した。居住者評価の1位は「兵庫県」、非居住者評価の1位は「京都府」となり、総合1位は「福岡県」となった。

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いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2023<都道府県版>
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 大東建託は2023年10月4日、過去最大級の居住満足度調査をもとにした「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2023<都道府県版>」を発表した。居住者評価の1位は「兵庫県」、非居住者評価の1位は「京都府」となり、総合1位は「福岡県」となった。

 ランキングは、居住者の居住満足度と満足度8因子・建物満足度・主観的幸福度・住み続けたい意向の12項目と、非居住者の居住訪問経験(5項目)、認知(2項目)、居住訪問希望(3項目)、個別評価(8項目)の18項目、合計30項目のそれぞれの順位の平均をもとに算出した。項目の詳細は表「街の魅力度ランキング2023<都道府県>TOP41(項目別)」に掲載している。

 調査期間は2023年2月17日~3月15日、インターネット調査にて全国47都道府県(対象1,891自治体)居住の20歳以上の男女を対象に実施し、18万5,549人の回答を集計した。ただし、主観的幸福度・住み続けたい意向について、2023年版<都道府県版>を未発表のため2022年の順位を使用し、それ以外の居住者評価は2023年の数値を使用している。非居住者評価は、2023年の回答者のみを対象としている。なお、街の魅力を発信することを目的としているため、下位(42位以下)の順位は公開していない。

 街の魅力度トップは2年連続で「福岡県」となった。2位「神奈川県」(前年3位)、3位「京都府」(前年4位)、4位「兵庫県」(前年2位)と続く。5位は2年連続で「東京都」という結果に。福岡県は、居住者評価では5位、非居住者評価では2位で、居住者評価では「行政サービス」や「物価家賃」で2位の評価を得た。一方、非居住者評価では、「仕事で行ってみたいと思う」1位、「食べ物がおいしい」2位、「住みやすそう」3位などの評価が高くなっているほか、「住んでみたいと思う」「観光に訪れたいと思う」などの希望項目についても高い評価を得た。

 5位の東京都は、居住者評価は3位だが非居住者評価は9位。居住者評価・非居住者評価ともに1位の項目が47都道府県でもっとも多いものの、居住者評価の「自然観光」項目、非居住者評価の「住みやすそう」「自然が豊か」「景勝地や温泉が多い」などの項目に関する評価が低く、街の魅力度としての全体順位を下げている。

 非居住者評価の1つ「観光に訪れたいと思う」の項目では、2年連続で1位「北海道」、2位「京都府」、3位「沖縄県」となった。非居住者評価を項目別にみると、北海道は「自然が豊か」「食べ物がおいしい」「景勝地や温泉が多い」でいずれも1位、京都府は「歴史的建造物・文化財が多い」で1位、「景勝地や温泉が多い」で2位、沖縄県は「気候が良い」で1位、「自然が豊か」で2位と、道府県の観光地としての魅力にも特徴がみられた。

 他社の魅力度ランキングで下位として注目される茨城県・群馬県・栃木県は、今回のランキングでは「茨城県」が総合41位、居住者評価40位、非居住者評価39位、「群馬県」が総合33位、居住者評価17位、非居住者評価38位、「栃木県」が総合30位、居住者評価26位、非居住者評価32位と、中位の位置づけとなっている。

 いい部屋ネットの「街の住みここちランキング」特設サイトでは、さまざまな視点から街の魅力に迫るランキングを掲載している。

《中川和佳》

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