理化学研究所×編集工学研究所「科学道100冊 傑作選」公開

 理化学研究所と編集工学研究所は2023年11月30日、書籍を通じて科学者の生き方や考え方、科学のおもしろさや素晴らしさを届けることを目指し、毎年選りすぐりの100冊を紹介する「科学道100冊」を総括した「傑作選」を発表したことを公表した。

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科学道100冊 傑作選
科学道100冊 傑作選 全 2 枚 拡大写真

 理化学研究所と編集工学研究所は2023年11月30日、書籍を通じて科学者の生き方や考え方、科学のおもしろさや素晴らしさを届けることを目指し、毎年選りすぐりの100冊を紹介する「科学道100冊」を総括した「傑作選」を公開したことを発表した。

 「科学道100冊」は、書籍を通じて科学者の生き方・考え方や科学の面白さ・素晴らしさを届ける事業として、2017年にスタート。日本で唯一の自然科学の総合研究所である理化学研究所と、本の可能性を追求する編集工学研究所が共同で良書を選ぶ。未知に挑戦しながら未来を切り開いていく科学者の姿勢や方法に着目し、すべての人の生きるヒントになる本との出会いを目指しているという。

 2019年からは中学生・高校生を中心とした幅広い層に対して、科学の多様な魅力を継続的に伝えるべく、毎年恒例の企画としてリスタートした。毎年全国約500か所の図書館・教育機関・書店などで「科学道100冊フェア」が展開され、さまざまなメディアにも取り上げられてきた。また、2020年10月にはそれまでの取組みが評価され、2020年度グッドデザイン賞を受賞した。

 シリーズ第7弾となる今回は、これまでの「科学道100冊」シリーズを総括し「傑作選」を発表した。これまで発表してきたシリーズ6企画(計450冊を紹介)の総括として、理研の研究者と職員にアンケートを実施し、「時代を経ても古びない良書100冊」を選んだという。

 科学道100冊 傑作編では、科学者の生き方や想像力を学べる本から、宇宙、動物、脳科学、数学など各分野の名著、人工知能や火星移住、遺伝子操作などの旬なトピックまで、多様な入り口から科学の楽しさを伝える本を選出したとしている。

 本のジャンルは絵本やマンガ、エッセイ、写真図鑑、SFなど、気軽なものからチャレンジングな専門書まで幅広く、興味をそそる本に出会えるという。科学道100冊公式サイトのラインナップページでは、1冊ずつの紹介文や科学者の推薦コメントが掲載されており、100冊すべてを見ることができる。

《いろは》

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