ワオ高等学校は2024年1月16日、「高校留学」に関する調査結果を公表した。留学に興味・関心がある中高生のうち約4割が中学校入学前に英語を学び始めており、半年以上の高校留学させたいと考える保護者が5割超となることがわかった。
「留学」に関する調査は、2023年11月13日と14日、調査回答時に留学に興味・関心がある中高生（中1～高2まで）を持つ保護者であると回答した者を対象にインターネットで実施した。モニター提供元はゼネラルリサーチ。有効回答数は1,006人。
子供が、学習塾や英会話スクールなど、学校以外の英語学習をいつから始めたか聞いたところ、42.6％が中学校入学前に英語を学び始めていることが明らかになった。そのうち、6歳以下が11.9％となっており、幼少期から英語を習っている層が一定数いることがわかった。英語を習い始めた理由として「グローバル社会に対応できる大人になってほしかったから（40代／男性／公務員）」「英語を理解してコミュニケーションを取りたがっていたから（40代／男性／会社員）」などの声が寄せられている。
高校留学させる場合の留学期間について尋ねたところ、「長期留学（2年）」9.0％、「長期留学（半年～1年）」42.3％となり、併せると半年以上の長期留学をさせたいと考える保護者が51.3％という結果になった。留学を考えている理由としては「高校生のうちに海外を知って、物事を客観的に見れるようになってほしい。また、大学の進学も海外も含めて、選択肢を増やしてほしいから（40代／女性／会社員）」「早いほうが環境に早く馴染めそうだから（40代／女性／会社員）」などの声が寄せられている。
最後に「高校留学させるにあたり、不安に思うことや困っていることは」を聞いたところ、最多は「どのくらい費用がかかるのかわからない」59.2％となった。ついで「犯罪やトラブル」42.0％、「どの国に留学するか」31.6％となった。また、「日本の高校で留年（休学）する可能性がある」29.6％と約3人に1人が不安に感じているようだ。
