なりたい職業1位、中学生は「学校・幼稚園の先生」

 ニフティは、「ニフティキッズ」で「なりたい職業」に関するアンケート調査を実施し、2024年3月7日に結果を公開した。なりたい職業のトップ3は、小学生は「イラストレーター」「歌い手」「学校・幼稚園の先生」、中学生は「学校・幼稚園の先生」「声優」「医者」となった。

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「なりたい職業」に関する調査レポート
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 ニフティは、「ニフティキッズ」で「なりたい職業」に関するアンケート調査を実施し、2024年3月7日に結果を公開した。なりたい職業のトップ3は、小学生は「イラストレーター」「歌い手」「学校・幼稚園の先生」、中学生は「学校・幼稚園の先生」「声優」「医者」となった。

 「なりたい職業」に関する調査は、2024年1月9日から2月5日にかけてインターネットで実施した。対象は小中学生を中心とする「ニフティキッズ」訪問者で、1,931人から回答を得た。

 なりたい職業が「ある」と回答したのは全体の92%であった。小学生では94%、中学生では87%が「ある」と回答した。なりたい職業がある人に、なりたい職業を聞いたところ、小学生の最多は「イラストレーター」9%で、「歌い手」8%、「学校・幼稚園の先生」7%と続く。中学生では1位「学校・幼稚園の先生」10%で、「声優」6%、「医者」6%と続いた。「学校・幼稚園の先生」や「歌い手」、「医者」はどちらのランキングでも上位の職業となっており、人気の職業に大きな変化はないことがわかった。

 続いて、昨年度の調査でなりたい職業ランキングの上位3つの職業について、なりたいと思ったきっかけを尋ねた。マンガ家・アニメーター・イラストレーターを選んだ人は「絵を描くのが好きだから」がもっとも多く、小学生、中学生共に2位以下のきっかけに大きく差をつけた。歌い手を選んだ人は、実際に歌い手として活躍するアーティストや「推し」に憧れて、歌い手になりたいと思った人が多いようだ。また、医者を選んだ医者を選んだ小中学生では、72%が「人の命を救いたいから」と回答した。

 なりたい職業につくことについて、小学生では95%の人が「大変だと思う」と回答した。中学生になると割合が増え、97%の人が「大変だと思う」と回答している。職業を選ぶときには「やりたい・好きなことか」を大事だと思っている小中学生がもっとも多く、約8割を占めた。また、「自分に向いているか」「楽しいかどうか」も重視する人が多く、自分の気持ちや適性を大事にしていることがわかった。

 学校で職業について学ぶ授業は、小学生では56%が「ない」と回答した一方、中学生になると62%に増え、なりたい職業について調べたり、おうちの人の職業について聞いたりと職業について学ぶ機会が増えるようだ。

 人工知能(AI)が進化しても、この先なくならない職業を聞いたところ、1位と2位にあまり差はなく、「芸能人」が32%、「学校・幼稚園の先生」が30%となった。3位以下も「医者」「アイドル」「スポーツ選手」など、人前に出る仕事や人と接する仕事、高い能力を必要とするものはAIが進化してもなくならないと考えているようだ。

《中川和佳》

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