浪人生、8割以上が現役時と同等か上を志望…勉強計画重視

 学習塾「武田塾」を展開するA.verは2024年4月5日、大学受験時に浪人を経験後、第一志望に合格した学生を対象に実施した「浪人生の大学受験に関する実態調査」の結果を公表した。浪人経験者の半数が「毎日必ずやることを決めていた」と回答している。

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浪人生の大学受験に関する実態調査
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 学習塾「武田塾」を展開するA.verは2024年4月5日、大学受験時に浪人を経験後、第一志望に合格した学生を対象に実施した「浪人生の大学受験に関する実態調査」の結果を公表した。浪人経験者の半数が「毎日必ずやることを決めていた」と回答している。

 浪人生の大学受験に関する実態調査は、大学受験時に浪人を経験後、第一志望に合格した学生100名を対象に行った。調査方法は、IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査で実施。調査期間は、2024年3月8日~3月13日。

 「現役時と浪人時で目指す第一志望を変えたか」の質問に対して、「現役と同じ大学を第一志望としていた」が47.0%、「現役時よりも志望校を上げた」が35.0%、「現役時よりも志望校を下げた」が16.0%となった。

 「浪人生時代に予備校に通っていたか」については、「集団指導の予備校に通っていた」が62.0%、「個別指導の予備校に通っていた」が24.0%、「通わなかった」が17.0%だった。

 「現役時と比較し学習面で特に意識したこと」については、「基礎学力を向上させる」が52.0%、「勉強計画をしっかりと立てる」が45.0%、「苦手分野を克服する」「過去問に慣れる」が38.0%と続いた。

 また、「勉強計画をしっかりと立てること」と回答した人に対して「具体的にどのようなことを行ったか」質問したところ、「毎日必ずやることを決めていた」が53.3%、「定期的に計画を見直した」が44.4%、「志望校合格から逆算してスケジュールを立てた」「科目ごとに勉強計画を立てた」が42.2%という回答だった。

 「浪人生時代の生活で特に注意したこと」については、「十分な睡眠を取ること」が50.0%、「規則正しい生活リズムを保つこと」が42.0%、「集中できる勉強環境を見つけること」が41.0%と続いた。

 今回の調査で、浪人生時代の生活において「意識していたこと」「注意していたこと」などの実態が明らかになった。第一志望を掴み取った背景には、学生生活とは違い、自ら「勉強計画」を立てることを重視し、体調管理にも気を配っていることがわかった。A.verは、これから浪人生活を始める人に調査結果を参考にしてほしいとしている。

《宮内みりる》

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