東大生が答えるお悩み相談室「小学生時代の習い事は何をしていましたか?」

 この「東大生が答えるお悩み相談室」シリーズは、読者から寄せられた質問やお悩みについて、東京大学に在学する現役東大生たちが答える動画企画。前回に引き続き、偏差値35から2浪して東京大学に合格し、現在はカルペ・ディエムの代表取締役社長を務める東京大学経済学部4年生の西岡壱誠氏と、東京大学教育学部3年生の橋本匠氏が対談。

教育・受験 小学生

advertisement

画像はイメージです
画像はイメージです 全 1 枚 拡大写真

 この「東大生が答えるお悩み相談室」シリーズは、読者から寄せられた質問やお悩みについて、東京大学に在学する現役東大生たちが答える動画企画だ。インタビュー形式で、読者・視聴者から届いた勉強や受験、大学生活などに関するさまざまな質問に答えていく。

 今回は、前回に引き続き、偏差値35から2浪して東京大学に合格し、現在はカルペ・ディエムの代表取締役社長を務める東京大学経済学部4年生の西岡壱誠氏と、東京大学教育学部4年生の橋本匠氏が対談だ。東京大学進学に関心のある中高生だけでなく、受験、勉強、大学生活などに漠然と不安を感じている人にも、ぜひご覧いただきたい。

東大生の習い事、圧倒的に多かったのは…

西岡:橋本君はどんな習い事をしていた?

橋本:僕はたくさんやってましたね。月曜日はそろばん、火曜日はピアノ、水曜日は水泳、木曜日は休みで、金曜日もう1回そろばんでした。小学5年生から塾に行き始めたんですけど、そこからはピアノ以外は全部やめて、塾に集中していました。

西岡:俺はそんなに多く習い事に時間を割いていたわけではないんだけど、サッカーと、ピアノもちょっとやっていたかな。

 今回、「東大生100人に聞いてみた」っていう東大生アンケートをとってみたんだけど、ピアノが圧倒的に多くて、48%ぐらいいたと思う。それくらいみんなピアノをやってることがわかったんだよね。

橋本:確かに、東大生のインスタとか見ると「ストリートピアノ弾いてみた」みたいな投稿、多いですよね。

西岡:なんでピアノが多いのかは、正直わからなくて、いろいろな理由が考えられるんだけど。たとえば、予備校講師でタレントの林修先生は、「それはその家庭が、ピアノをやらせるってことができる所得がある家だから」と、あまり勉強との相関関係はないと言っているんだよね。それに対して、教育学の先生の中には「言われたことをこなすという点で、ピアノは実はすごく頭に良い効果がある」と言っている人もいる。

 真偽はわからないんだけど、ひとつ言えることは、勉強ばかりやっていたという東大生が多いわけではない、ということかな。

 あと、幼少期から英語をやっていたという人は多いですかね。英語はやっぱり、小さい時に音を聞き分ける「耳」が作られるものだから、という理由があるのかな。だから英語は早い方が良いかなと思う。でも、全然やってなくても、何とかなる人もいますとは一応言っておきますね(笑)。

習い事の辞めどきは?

橋本:僕の場合、実は小学2年生のころからそろばんを辞めたい気持ちはあったんですよね。やる気がないのを親も気づいてて、定期的に「まだ続けるの?」と聞かれて。自分にも小学生なりのプライドがあって、やってるものを途中でやめるわけにはいかないという気持ちと、親の思いも小学生なりに感じていた。なので結局、続けてました。

 逆に、水泳はすごく続けたくて、通っていた水泳教室がなくなってしまったときも、自分でほかの水泳教室を探してきてそこに通ってました。

西岡:習い事にすごく前向きだね。塾に通うことになって辞めたの?

橋本:そうですね。水泳は続けたい気持ちはあったんですけど、親にどちらかに集中するようにと言われて。塾に集中しようと決めたのは自分でした。

西岡:東大生にアンケートとったり、親御さんに直接聞いてみたりしたんだけど、ひとつだけすごい事実がわかったんだよね。

 何かというと、習い事を辞めるとなったときに、やめるのに提出する書類とかあるじゃん? あれを親御さんがお子さん自身に書かせてるケースがままあるんだよね。入るときも辞めるときも、自分で決めたんだという意識をもたせようにしているんだよね。

橋本:聞いたことありますね。実際にそういった書類を書いていた人もいますし、「続けます」と書いて飾っていたという人もいました。

西岡:書いてもらうことによって、習い事に対する意識が高まるし、自分が選んでいるんだという感覚になれるってことなんだろうね。

《カルペ・ディエム》

advertisement

【注目の記事】

この記事の写真

/

advertisement

特集