ヨーロッパ物理オリンピック、金1銀2銅1人がメダル獲得

 ジョージアで2024年7月15日から19日まで開催された「第8回ヨーロッパ物理オリンピック」に日本代表の高校生5人が参加し、1人が金メダル、2人が銀メダル、1人が銅メダル、1人が優秀賞を手にした。努力の成果を踏まえ、5人には文部科学大臣特別賞が贈られる。

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ヨーロッパ物理オリンピック(EuPhO)
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 ジョージアで2024年7月15日から19日まで開催された「第8回ヨーロッパ物理オリンピック」に日本代表の高校生5人が参加し、1人が金メダル、2人が銀メダル、1人が銅メダル、1人が優秀賞を手にした。努力の成果を踏まえ、5人には文部科学大臣特別賞が贈られる。

 ヨーロッパ物理オリンピック(EuPhO)は、欧州地域の高等教育機関就学前の若者が参加する物理コンテスト。2017年にエストニアで第1回大会が開催された。8回目となるジョージア大会には、55か国・地域から256人の生徒が参加。各国内で選抜された最大5人の代表選手が、実験問題試験や理論問題試験に挑み、成績上位約8%に金メダル、約17%に銀メダル、約25%に銅メダルが与えられた。

 例年、日本代表選手は国際物理オリンピック(IPhO)に参加しているが、最近の不安定な中東情勢と現地への渡航の安全性を保証できない懸念が払拭できないとして、物理オリンピック日本委員会はIPhOイラン大会への参加中止を決定。同時期開催のEuPhOに代表選手を派遣した。

 日本からは高校生5人が参加し、角谷賢斗さん(開成高等学校2年)が金メダルを獲得。濱田泰成さん(灘高等学校2年)と小林悠大さん(大阪星光学院高等学校3年)が銀メダル、坂本聖さん(群馬県立高崎高等学校3年)が銅メダル、窪田裕成さん(新潟県立新潟高等学校3年)が優秀賞を手にした。

 代表選手の努力の成果を顕彰しようと、文部科学省は参加した5人に文部科学大臣特別賞を贈ることを決めた。

《奥山直美》

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