高校野球、硬式部員は10年連続減の12万7,031人…高野連

 日本高等学校野球連盟は2024年7月3日、2024年度加盟校部員数調査の結果を公表した。高校硬式野球部の部員数は10年連続で減少しており、2024年度は前年度比1,326人減の12万7,031人。加盟校数は、前年度比20校減の3,798校だった。

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 日本高等学校野球連盟は2024年7月3日、2024年度加盟校部員数調査の結果を公表した。高校硬式野球部の部員数は10年連続で減少しており、2024年度は前年度比1,326人減の12万7,031人。加盟校数は、前年度比20校減の3,798校だった。

 2024年度加盟校部員数調査は、2024年5月末時点の加盟校数と部員数を集計したもの。全国の硬式の加盟校数は、前年度比20校減の3,798校。19年連続の減少となった。

 硬式の部員数は、前年度比1,326人減の12万7,031人で、10年連続で減少した。学年別では、1年生が4万3,836人、2年生が4万2,604人、3年生が4万591人。2年生部員は前年度より増えたが、新入部員は3年ぶりに減少に転じた。

 都道府県別にみると、部員数がもっとも多いのは「東京」9,133人、ついで「愛知」6,800人、「神奈川」6,224人、「大阪」5,948人、「兵庫」5,739人、「埼玉」5,736人、「千葉」5,610人、「福岡」5,596人、「北海道」5,306人。一方、もっとも少ないのは「鳥取」736人だった。

 部員数が前年度より減ったのは31道府県で、もっとも減少したのは「愛知」130人、「静岡」116人、「福岡」112人と続いた。

 1校あたりの平均部員数は33.4人。新入部員が進級して3年生になったときの残留割合を表す継続率は、前年比1.0ポイント減の89.7%だった。

 一方、軟式の部員数は、前年度比44人増の7,716人で、3年ぶりに増加した。加盟校数は、前年度比6校減の381校。

 8月7日に開幕する第106回全国高等学校野球選手権大会の地方大会には、全国の高校硬式野球部3,715校3,441チームが参加した。地方大会でもっとも参加校が多かったのは「愛知」173チーム。このほか、「神奈川」168チーム、「大阪」155チーム、「兵庫」152チーム、「千葉」148チームなど、全国10の地方大会で参加チームが100チームを超えていた。一方、もっとも参加チームが少なかったのは「鳥取」22チームであった。

《奥山直美》

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