志望校選び「家族で話しあう」中1保護者の7割超…意識調査

 じゅけラボ予備校は2024年7月29日、「中学1年生の志望校選びに関する意識調査」の結果を公開した。中学1年生の保護者が志望校選びで重視することは「進学実績」「教育方針」「交通の便」などで、参考にする情報源は「学校説明会」であることがわかった。

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志望校選びでもっとも重視することは?
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 じゅけラボ予備校は2024年7月29日、「中学1年生の志望校選びに関する意識調査」の結果を公開した。中学1年生の保護者が志望校選びで重視することは「進学実績」「教育方針」「交通の便」などで、参考にする情報源は「学校説明会」であることがわかった。

 「中学1年生の志望校選びに関する意識調査」は、2024年6月3日から8日にかけて、現在子供が中学生1年生の保護者266名を対象にインターネットで実施した。

 調査結果によると、志望校選びでもっとも重視するポイントとして、1位「進学実績」20.3%、2位「教育方針」15.0%、3位「交通の便」13.5%となった。「進学実績」は、ほかの項目と比べても突出して高い割合で、子供の将来を見据えた進学先の選定において、具体的な進路実績が大きな要因となっていることがうかがえる。

 志望校選びで参考にする情報源は、32.3%の保護者が「学校説明会」をあげ、ついで「オープンスクール」15.6%、「インターネットの評判」13.2%が続いた。直接学校の雰囲気や教育方針を確認できる学校説明会がもっとも信頼されているようだ。

 志望校選びにおける情報不足について聞いたところ、45.9%の保護者が「学校生活のようす」をあげた。続いて「教師の指導方法や資格」38.1%、「カリキュラムの内容」31.5%が情報不足の上位にあがった。子供の学校生活や学びの質を具体的にイメージできる情報を求めていることがわかる。

 志望校選びについての家族内でのコミュニケーションについて調査した結果、志望校選びについて、58.8%の保護者が「時々話しあう」と回答し、ついで「ほとんど話しあわない」20.6%、「頻繁に話しあう」14.8%となった。「時々話しあう」「頻繁に話しあう」をあわせると7割を超え、保護者が日常的に子供の進路について考え、子供と話しあう機会を持っているようすがうかがえる。

 中学1年生の塾の利用率は、47.7%の保護者が「塾に通ったことはない」と回答し、続いて「現在通っている」36.8%、「過去に通っていた」15.4%という結果となった。約半数が「通ったことはない」という高い数値になっており、保護者が子供の学習環境として家庭学習や学校教育を重視していることがわかる。

 調査結果の詳細はWebサイトで閲覧できる。

《中川和佳》

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